《P.S. I love you 》 BACKBEAT大千秋楽に寄せて
思わぬところですごい舞台に出逢ってしまった。
大好きな、大切な舞台が増えてしまった。
父はBeatlesの大ファンだった。昔からカーステで曲を流したり、テレビでドキュメンタリーが放送されれば必ず録画して繰り返し見ていた。中でもジョンが好きで、家族でジョンレノンミュージアムに行ったこともあったし、今でもリビングの前の廊下にはジョンの巨大なポートレートが飾ってあり、命日には花が飾られる。
もちろん今や教科書に載る歴史上の偉人である彼らのことを知らない人はいない。リアルタイムで知らない世代でも、私のように周りの大人が大ファンだったという人は多いことだろう。
でも私は知らなかった。
彼らが「ビートルズ」になる以前に生きていた人生のこと。そこにあれだけの熱が、予感が、青春があったこと。運命があったこと。
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物語はスチュワート・サトクリフとビートルズの前身であるクォリーメンの出会いから始まる。絵描きだったスチュを半ば無理矢理バンドに誘うジョン。5人の少年の青春が確かに色彩を帯びた。
スチュの命名でThe Beatlesとして再始動したバンドはハンブルグのクラブに専属で雇われる。治安も客層も待遇も最悪の状況でオーナーのコシュミダーに命じられたのは“make it show”。この経験がBeatlesというバンドを形作ることになる。酒に女に薬に煙草、色付き始めた青春は目にも留まらぬ勢いで加速していった。
ある日その出会いは訪れた。バンドがスターダムをのし上がる一方で、アストリッドの聡明さと才能に惚れ込んだスチュは恋の炎を燃え上がらせ、バンドやジョンは優先事項ではなくなってしまう。画家、ミュージシャン、恋、その全てが自分だと主張するスチュがアストリッドとの同棲を始めた頃、不法労働が発覚しBeatlesは強制送還となる。
1幕はとにもかくにも疾走感溢れる青春が鮮やかに展開されていく。天文学的な数のバンドがある中で自分達に居場所なんてないと零すメンバーはただただ普通の少年で、これから惑星をひっくり返すほどの波を起こすようには見えない。刺激的な街との出会い、マックショウをひたすら演じ続けること、トップを目指す野心、瑞々しい感性で何もかもを吸収していく5人の姿が眩しかった。
強制送還を解かれハンブルグに舞い戻った5人。彼らを取り巻く熱はますます大きくなるが、再会したスチュとアストリッドの恋もさらに燃え上がり、スチュは自身の変容を自覚する。
ある日失踪したスチュ。部屋を訪ねたジョンは、彼がアートカレッジの面接から帰らないこと、1ヶ月前には願書を出していたことを聞かされる。灯台の下で再会する2人だが、ジョンはスチュが戻らないことを悟り、彼を残してリバプールに帰ると告げる。
袂を別つスチュと4人。アストリッドと暮らすスチュは絵を描き続けるも難病に冒され激しい痛みと闘っている。彼を想い続けるジョンの歌声が初めてレコードに記録された頃、スチュはあまりにも早く夭逝してしまう。残されたジョンの慟哭が約束のlove me tenderとなって街に響いていた。
リンゴをメンバーに加えアルバムを録音するBeatles。風邪をひき12時間半ぶっ通しで歌わされたジョンはプロデューサーから命じられたもう一曲を拒むが、ポールは「最後のチャンスだ」と声をあげる。twist&shoutを叫ぶジョンとBeatlesの青春の最後の煌めきは、スチュと共に額縁の向こうへ還っていったのだった。
2幕は少しずつすれ違っていく運命の歯車、葛藤、離別に深く照明があたっていく。ジョン、スチュ、ポール、それぞれに抱える想いが絡み合いその波は少年達の青春を攫っていった。
愛、青春、大人になること。その輝きと痛みを激しくそして鮮やかに描き出した舞台BACKBEAT。洗練を知らないからこその魅力、そこからの成長と通底する愛はどうしようもなく私を惹きつけた。目の前で生きる5人があまりに魅力的で、息ができないほどに泣いて、力の限り手を叩いた。5つの人生がいつの日も光に照らされていますようにと願わずにはいられなかった。
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スチュワート・サトクリフ/戸塚祥太
戸塚くんはずっとビートルズ、とりわけジョンレノンが好きだと公言してきました。でも蓋を開けてみれば、このスチュは戸塚くんにしかできなかったと断言できます。本当の自分を探し求め葛藤する姿は「アイドル」という肩書に悩んだ時期の戸塚くんを彷彿とさせました。スチュの存在が戸塚くんの勇気になっていれば良いなと思います。特に好きだったのはアストリッドのアパートの前で愛を叫ぶ場面。身も心も躍動して内側から湧き出る言葉を流れるように舞台に零すあのお芝居は、戸塚くんの代名詞と言ってもいいと思います。新たなハマり役を見せてくれてありがとう。ベースも続けてね。
ポール・マッカートニー/JUON
チョコレートケーキからでも音が出せると噂の楽器の名手、ポールは左利きでした。それを右利きのJUONさんが演じることの凄さは壮絶すぎて今でもちょっとよくわかっていません。そもそもポールはギターだけでなくベースも弾くことになるのですから、どれだけの負担とプレッシャーがのしかかったことでしょう。それを乗り越え圧倒的な安定感でバンドの演奏を引っ張る姿は感動的ですらありました。またスチュへの嫉妬心をジョンに言い当てられるシーンや、最後のtwist&shoutへとジョンを駆り立てるシーンなどお芝居的に難しいシーンも素晴らしく、涙を誘いました。ご本人が「舞台上で自動的に体が動く」というようなことを仰っていたので憑依型のお芝居なのかもしれません。今後は舞台などにも活躍の場をさらに広げていただきたいなと思いました。まっすぐでしっかり者でカッコいいポール、ありがとうございました。
ピート・ベスト/上口耕平
スチュの存在もそうですが、リンゴの前に別のドラマーがいたことは知りませんでした。上口さん演じるピートは情に厚く筋を通す真面目な男。いつもバンドを後ろで支え常に冷静に状況を見つめる視線の鋭さがとても印象的でした。見どころはなんといっても突然の解雇のシーン。スチュを辞めさせる話が出たときも「バンドから追い出すなんて許さない」とハッキリ言っていたピート自身がその憂き目に遭うなんて想像もできませんでした。エプスタインに自分は2年間すべてを捧げたのだと話すシーンの迫力は圧巻で、「バスドラから力もらってさあ!」の辺りでいつも泣いていました。習い始めたばかりだったというドラムも、疾走感がありながら安定していてバンドの立派な屋台骨になっていて素晴らしかったです。自尊心の男ことピートベスト、大好きでした。
辰巳くんのことはおそらく一番長く見ているので、真面目で頑張り屋さんなところや優しくて気にしいな性格のことはもともと知っていました。辰巳くんの持っているいいところがすべて発揮されるようなハマり役だったのではないかと思います。まっすぐでお茶目でピュアな末っ子キャラはこの舞台を見た誰もがおばあちゃんになる愛さずにいられない魅力的なキャラクターでした。青春の輝きが眩しい1幕の5人の中でもひときわ瑞々しく何もかもを吸収し力にしていく姿は美しくすらあったと思います。ジョージありがとう、絶対幸せになってね。
若き日のジョンは愛を追い求めていました。喪失を埋めようともがき、衝動を怒りにぶつけていました。そんなジョンがスチュに見出した安らぎと愛。それこそがこの史上最大にクレイジーな波の原初にありました。舞台に上がり黒いコートを脱いだ瞬間から目を奪われる圧倒的な存在感。ジョンレノンのカリスマ性と歌声にこんなにも説得力を持たせることのできる役者が存在するのかとただただ呆気にとられました。スチュに向ける愛は友情でも恋慕でもなく、もっともっとひたすらに純粋な感情。その美しい想いに涙を止めることができませんでした。好きなシーンを挙げればキリがありませんがやはり秀逸なのはスチュの死後。どんなときも気丈だったジョンの慟哭は見ている者の心を深く貫きます。頬を伝う雫は何よりも悲しく何よりも綺麗でした。優しく美しく愛おしいジョン。貴方に出逢えて幸せでした。どうか天国でスチュと笑いあっていますように。
理屈抜きにカッコよくて眩しくて愛しくて、もう大好きという言葉しか出てきません。舞台BACKBEATに携わったすべてのキャスト・スタッフの皆様、人生を変える出逢いをありがとうございました。
大千秋楽でジョンが言ってくれた「また会おうぜ」の言葉を信じて、また会う日まで。
なんでも全部楽しめば勝ち〜JOYPOLIS×A.B.C-Zが最高だった話
TLに突如そのフライヤー画像が流れたのは7月16日、コインロッカーベイビーズ赤坂公演の真っ最中だった。
A.B.C-Z 5STARS CIRCUS in JOYPOLIS
7/18〜10/14
誰もが目を疑い混乱した。今日はもう7/16である。そして続報を待つおたくに飛び込んできたのは「幕間になったらフライヤーが消えている」という怪情報。かく言う私もその日たまたまACTにいたので拳銃フライヤーはどこだ〜〜〜状態の幕間だったのだが、その件をおたくに聞かれた係員さんは「チラシは今ここにあるものだけです」と繰り返すばかりだった。
集団幻想?
誰かの悪戯?
あまりにおたくの妄想のような仕事だったこともあり、えび担はついに集団でおかしくなったのではないかという説さえ流れ始める。でももしこれが本当なら始まる前にケチがつくようなことは絶対にあってはならない。もう始まるはずなのに何の告知もないと今にも炎上しそうなTLを横目に、ただ静かに交通費と年パスの値段を調べる業務に終始していたその時だった。
いつものように黄色く光る塚田僚一さんのえびブロ。そこに掲載された写真は、明らかにジョイポリスのある街、お台場だった。おたくの混乱を知ってか知らずか、匂わせで炎上を食い止めるという超高等テクニックを駆使してくる塚田僚一さん。やはり時代に愛される男は違う。
そしてあっという間にその日はやってきた。開園前の時間になると「例のポスターがやはり現場にもある」との情報が流れ、期待に胸を膨らませるえび担一同。平日だったので、会社にいながらジョイポリスのサイトにそれが掲載されるのをF5アタックばりに待っていた社会人は私だけではないことだろう。案の定13時に更新されたサイトを見て昼休み開け早々にお手洗いに駆け込んで泣いたのも。
コラボ開始当日には記者会見も行われ、戸塚田あーん事件や胸元に自らのステッカーを貼り付けた河合くんの写真がネットニュースやスポーツ紙を飾った。橋本くんが言った「今年の夏はお台場が夢の国です」というキラーフレーズも多く取り上げられ、五関くんは微笑んでいた(好きです)。
さて、ここからは備忘録と今後推しがコラボする誰かの為に、コラボ内容と最終日の思い出を書いていくことにする。
☆コラボパス
コラボパスは2種類。本人達が映っているのがワンデーパス、ロゴのみのパスケースは入場券を購入するとついてくる。館内でコラボパスケースに入ったチケットを使うと「A.B.C-Zさんですねありがとうございまァす!」などとA.B.C-Z気分を味わうことができる(?)。
☆ウェルカムアーチ
入場口には特別仕様のアーチが掲げられ、まさに夢の国に入るワクワクが止まらない。チケットをタッチして入場すると5人それぞれのウェルカムボイスがランダムで流れるが、奥の扉が完全に閉まった状態からでないと起動しないので注意。「今日は会いに来てくれてありがとう♡」(橋本くん)とか「プレミアムデジタルライブはもう見てくれた?」(河合くん)とか「アトラクションハーフパイプトーキョーにはもう乗った?」(五関くん)とかまあニヤける。ニヤける。おたくは気を付けて。
☆ハーフパイプトーキョー
押しも押されもせぬジョイポリスの人気No.1アトラクション。A.B.C-ZのMVに合わせてハーフパイプを滑りながら回転技をキメていくのだが、なんと技が決まる度に5人がそれぞれの言葉で褒めてくれる。半回転から3回転まで6段階あるので、何故か五関さんが半回転と3回転の2回登場することになるのだが、ジョイポリスのお姉さん達もしきりに「五関さんの飴と鞭が…!」って興奮してらしたのでまあそういうことなんだと思う(?)。
人気アトラクション故休日は90分待ちもザラなのだが、何せA.B.C-ZのMVが延々流れているので飽きることがない。並びながら踊っても全く問題ない雰囲気だし、それどころか係のお兄さんお姉さんが手拍子やら(わかる)振付やら(まあわかる)インカムに向かって熱唱やら(よくわからない)ヒューマンビートボックスやら(!?!?)しているのである。ここは天国なのか?ていうか絶対えび好きになったお兄さんお姉さんいるよね?横アリどうですか???
☆ワイルドジャングル
人気アトラクションワイルドシリーズの一角、ジープで遺跡探検に出掛けるワイルドジャングル。今回はなんとA.B.C-Zと一緒に探検ができる。ハンドルを握る河合くん、不穏な空気を察知しがちな橋本くん、危険な道にもノリノリな戸塚くん、珍しく日和る塚ちゃん、全体的に評論家気味の五関くんと五者五様の台詞はどれも特徴を捉えていて(塚ちゃんに関してはパンピが分かる人にツッコミどころを持ってきたという解釈が正しそう)、何度聞いても新しい発見がある中毒性のすごい本当に楽しいコラボだった。あとみんなが河合くんを郁人って呼んでたのが最高だったしこれがFワッペン効果なのだろうか。出発の際にお兄さんお姉さんが「今回は大人気アイドルA.B.C-Zとの遺跡探検です!」とか「それじゃあとっつーよろしく!」って盛り上げてくれるのも夢のようだった。
もちろんこちらも人気アトラクションなので一般の人と乗り合わせることもたくさんあったのだが、意外にもみんなノリノリで\5stars!!!!!/していたり、降りたばかりの小さい子が「もう一回乗るゥ!!」って駄々こねてたり、なんだかこっちが勇気を貰ったし5人にも届けばいいなと思った。君達はこんなにも世界を幸せにできる。
最後にそれぞれの1番好きな台詞を置いておく。
橋本「デコトラの運転手も夢じゃないな!」
河合「うるせぇ塚ちゃんちょっと黙ってろ!」
塚田「…正気か?」
戸塚「空だよ、空だよお!!」
五関「…飛べなかったな」
☆フォーチュンフォレスト
DSみたいな板クリスタルを持って占いの森を進んで行くアトラクション。最後の占い結果の用紙にA.B.C-Zが印刷される。スピリチュアルな雰囲気とか昭和を感じる解像度のフォントとか覗き穴を覗くといきなり始まるアニメーションとか、なかなかシュールで面白かった。奥にある選ばれた人しか入れないところ?に何度行っても入れなくて、しばらく前で待ってても入れた人すら見られなかったんだけどあれどういう仕組みなんですかね?入れた人いたらご一報下さい。
☆コラボカフェ
3rd floorのフレームカフェもとんでもないえび仕様に。写真撮り放題の巨大パネルが置かれ、ガラスの仕切りには歴代ジャケ写、中のモニターでも延々MVが流れ(時たまジョイポCMやメイキングも)ている。夢の国はやっぱりお台場にあった。普通にめちゃくちゃ景色がよくて東京湾とレインボーブリッジ、東京タワーも一望できる御誂え向きのロケーションなので窓際席を予約してデートを楽しむカップルには正直申し訳なさも強かったが、私らも好きな男に会いに来てるんやごめんな…と心の中で謝っておいたので許してほしい。
☆コラボメニュー
今回発売されたコラボメニューは5種類。名曲vanillaにかけたvanillaフロート、ジャケ写を模した5色のゼリーが可愛いspace travelersソーダ、愛称のえびをもじったA.B.Sea Marketサンド、星型のポテトをあしらったABC STARLINE パスタ、チョコの線路と切符の旗が特徴的なTake a 5 Trainスイーツと、何処からツッコめばいいのかよく勉強してくださいましたと泣かずにはいられない。
さらにこれらを頼むとメニューのもとになったジャケ写のアクリルキーホルダーが貰えるのだが、なんと絵柄を選べるのだ。他のコラボを見るとランダムのアクリルコースターというパターンが多く、ランダム文化の薄いジャニオタへの配慮なのかとにかく待遇が破格である。個人的にはパスタが好きだったかな。あと海老カツサンドはよほどお腹空いた時じゃないとなかなか難しいんだけどとにかくポテトが美味しいのでオススメです。
☆オリジナルフロート
名物ディッピンドッツアイスクリームが乗った5色のフロート。悠長に写真を撮るなどしているとたちまちアイスとソーダが溶け合いえもいわれぬ物体が出来上がるので注意である。お姉さんによれば先にソーダを飲みきるかすごい速さでアイスを食べきるかの二択、とのことなのでそもそも試されしドリンクだという覚悟を持って臨んでほしい(?)。
こちらは頼んだ色のメンバーのステッカーがもれなくついてくるのだが、一度だけ黄色を頼んだのに五関くんのステッカーを渡されて(顔に五関担って書いてあったかな…???)と震えたのはここだけの話。あとこれはマジでもっと暑い内に気付けばよかったんだけどスミノフぶっ込むと幸せの味がするからヘブンに行きたいおおきいおともだちは是非。
☆オリジナルグッズ
ジャニーズがよそでオリジナルグッズを売るという頭がそもそもなかったのだが、缶入りキャンディ2種、クリアファイル2種、缶バッチ5個セット、おっきい缶バッチ、コンパクトミラー、えびせん、クッションと意外にもたくさんのグッズが出た。でももっとえげつない商売してくれてよかったんだよ?????ランダム缶バッチとかバカ高いアクスタとかタペストリーとか??????
ライブの前説お姉さんが口を揃えてオススメはえびせんですと言っていたので、ジョイポリスさんかなり自身のギャグセンスに自信がある模様。でもほんとすごいそういうとこえびらしくて楽しかったですありがとうございました。あとはクッションが非常に良かったですね。毎日一緒に寝てます。写真でもあげた裏面の生地がまた可愛いんだ…!
それと缶バッチ売り場では痛バが推奨されてましたが期間中ほとんど見かけなかったのでこれはあちらとしては予想外だったのかなあ…ランダム文化が薄いのでトレード文化もあまりないしそもそも痛バ系おたくがあんまりいないんだよな…次回は個人ランダムを是非取り入れていただきたく。損はさせないと思いますんで。
☆オリジナルプリクラ
まさかだった。まさかこの歳になってプリクラに重課金することになろうとは夢にも思わなかった。フレームはアップ5種+全身6種(ソロ+集合)と全11種、一回につきアップ2枚と全身2枚の4パターン撮影でき、印刷の大きさも1人用から多人数用まで選ぶことができる。なおラクガキ非対応。設置初日に行ったのだが上記の情報は特に公開されていなかったので1回600円の勉強料を払って自分で学んでいくしかなく、試されるおたく達の試行錯誤は数日間続いた。うちわプリを撮る者、諭吉を差し出して大喜利タグをつける者、流出したら炎上必至の高等テクを披露する者、プリクラなんて数億年ぶりすぎて自担にドン被りする者(私だ)、悲喜交々のプリクラ戦記が日々TLを賑わせたのはいい思い出である。そしてこのプリクラ、並んでいると中に人がいるかどうかが非常に分かりづらいのだが、流石えびの国の民、撮影が終わると後ろの人に声を掛けて順番を知らせるという民度の高さを見せていたのが印象的だった。期間中普通に遊びに来た塚田僚一さんもラジオにてその優しさに言及しており、本当に優しさの国すぎる。
☆衣装展示
衣装が嫌いなジャニオタはいない。かくいう私も初めてA.B.C-Zを生で見た時 Legend Storyのカラー燕尾にとてつもない衝撃を受けた、言わば「衣装落ち」のおたくである。5人が舞う度に回る度に光が飛び散る計算し尽くされた美しさ、本当に大好きです(告白)。それはさておき、至れり尽くせりのジョイポリス様、ついに衣装展までやってくれるというではないか!しかも今回のJOY衣装だけでなく、同じくプレミアムデジタルライブで使用したアリサマコンのロゼッタ衣装まで!なんだ神か。
当然ながら世界に一着しかないJOY衣装、番組収録などで本人達が着る際は展示がロゼッタ衣装に変わる。LBT後半初日を前に「JOY衣装が消えた」との情報が駆け巡り、福岡で披露されることを確信したおたくたちのエピはいい思い出。JOYはそんなに激しくないのでロゼッタ衣装ほどの使用感はなかったが、どこかで使って帰ってきたら食べこぼしらしきシミがついていたり、本当に今5人が着ている衣装が目の前にあるのだと思うと不思議な気持ちだった。
☆プレミアムデジタルライブ
今回の目玉企画である、完全撮り下ろしのプレミアムデジタルライブ。披露されたのはざえびとJOYの2曲で、いずれもモニターだけでなく立体的なステージに映し出されるプロジェクションマッピングを駆使した最先端のステージである。ステージ上にあるメインのモニターはもとより、ステージセットのいたるところに神出鬼没にメンバーが現れては消え、キラキラの星が飛び散ったり海老が大量発生したり本物のシャボン玉が出たりと本当に見たこともないまさにプレミアムなデジタルライブだった。
ライブ前には毎回お姉さんお兄さんが前説に立ち、コラボの内容やライブのおすすめポイントを教えてくれるのだが、行く度に段々とおすすめポイントがマニアックになっていったのはいい思い出。あーこのお姉さんは塚ちゃんに落ちたな、こっちは橋本くんだな、とかニヤニヤしながら眺めるのも楽しかった。おすすめポイントとして人気だったのはクジラが来たときのはしちゃんのパチパチだったかな。流石のセンターである。
◎観覧車から投げちゅするはしちゃん
◎火を噴く五関さん
◎ふみとつマリオネット
◎シャボン玉を操る塚ちゃんと逆サイドでダメダメ!って楽しそうな五関くん
◎アクロバットタイムの直前すごい数の星が飛び散るとこ
◎We're A.B.C-ZのZで客を指してくれるセンター様
◎ドラゴンボールかいつかのフィルムフェスタかみたいな光る玉
◎休日の待ち合わせで呆れたように笑う五関くん
◎海老の異常発生と飛び交うえびせん
◎戸塚くんの打球を見上げる河五がチプデ
◎クジラにぱちぱちするはしちゃん、盛り上がりすぎて1人クジラに気付かない戸塚さん
◎潜水艦操縦士として鋭く先を見つめる河合くん
◎何かを見つけて肩を組み前を見据える塚五
◎毎回終わった後に流してくれたJOYのCM
◎アンケートでの要望にお応えして増えた19:30公演
などなど思い出をあげれば本当にキリがない。ちなみに五関担なので毎度上手ガチ勢だったのは言うまでもない。
始まった頃はまさにツアー中でもあったし、まあライブとはいえ映像ですもんねェ…?という気持ちは正直あった。でも一度見たらそんな気持ちが吹っ飛んでしまったのは私だけではないと思う。5人のパフォーマンスが素晴らしいのは今更わざわざ語るべくもないのだが、プロジェクションマッピングの演出ひとつひとつに本当に愛が溢れていて、とてもじゃないけど一度や二度では見きれなかったし何度見ても新しい発見があった。
キラキラのロゼッタ衣装でアクロバットを含めたまさにA.B.C-Zというパフォーマンスを見せつつ今回のコンセプトであるサーカスとの相性の良さを見せつけたざえび。初めてのコラボ曲として5人の親しみやすさや明るさとほんの少しの切なさが醸し出すリアルと竜宮城のファンタジックな演出で新たなステージに立ったJOYしたいキモチ。結成10周年の節目を迎え、まだまだ進化をやめない5人と周りの人達の愛がこれでもかと詰まったデジタルライブ。コラボ最終日、オーラスの思い出も少し残しておきたい。
10月14日、ついにコラボ最終日が訪れてしまった。えび座の昼公演を観劇しジョイポリスに向かうと、オーラス1時間半前にも関わらず既にメインステージには人だかりが。土日は直前まで別のコラボステージが行われているためえびのデジタルライブを待つ客は入場規制が行われているが、それにしても入口までぎっしりで、どんどん人が増えていく。そしていよいよデジタルライブの入場が始まる、というその時、係員さんからある情報がもたらされる。
「撃音ライブコースターは機材調整の為運休となります」
メインステージの隣にあるアトラクションが運休となったことで、その待機列のスペースがオーラスに詰めかけた観客用に開放されるというのである。撃音ライブコースターといえばハーフパイプトーキョーと並ぶ大人気アトラクション。この夏中ジョイポリスに通ったが、運休していたことは一度たりともなく、常に行列は絶えなかった。これは完全に個人の妄想だが、この運休はジョイポリスさんの優しさだったのではないかと思う。もちろん本当にすごい数の人が集まっていたので安全管理上の理由もあった。とはいえ大人気アトラクションを運休させるのはそれなりの判断が必要だった筈だ。そしてそれは、愛と名付けられていい。
大きな混乱もなく整列していたおたくをメインステージ前に詰め込むオーラス前説お姉さん。先述のように土日は直前まで別のステージをやっているので前説は基本省略されていたのだが、この日は最後のコラボ紹介、そして5人それぞれのライブのオススメポイントを教えてくれた。それはこれまでの前説お姉さん達のオススメを全てまとめたもので、最終日への気合を感じて早速嬉し泣きしたのは言うまでもない。
盛大な拍手とありがとうの声で前説お姉さんを送り出すといよいよオーラスの開演である。もちろん内容に変わりはなく、えび座が昼イチだったからと言って本人が登場するようなこともなかったのだが、3ヶ月に渡り訓練を積んだえび担の盛り上がりはジョイポリス全体を巻き込むエモーショナルでスペクタクルな出来栄えだった。周りで一緒に盛り上げてくれる係員さんもすっかり振付を覚え、本当に楽しそうに歌い踊ってくれたのがまた泣ける。
ここまでで最大の歓声でライブが終わった瞬間だった。モニターが切り替わると想像だにしていなかった、ジョイポリスさんからのメッセージが。
信じられなかった。涙が吹き出してくるのを止めることができなかった。もしかしたら最終日の慣例なのかもしれない。でもそんなことはどうだってよかった。確かな想いがそこにはあったから。
ありがとうを伝えに来たのに思わぬサプライズを受けてしまったえび担、まさかここで終わる訳にはいかない。コンサートでも久しくやっていない文字通りのアンコールをお台場に響かせると、JOYしたいキモチのCMを何度も流してくれるその気持ちが本当にありがたかった。例によって上手端にいたのだが、係のお兄さん達がアンコールに加わってくれたばかりか、撃音再開の準備をしながら「やりたいのは山々なんですけどね…」と言い合っていたのにまた泣いた。
かくして大団円で幕を降ろしたプレミアムデジタルライブだが、まだまだ帰りたくないおたく達は思い思いにワイルドしたりコラボフードを食べたり(パスタの星形ポテトが無くなってなんか手作りの星が入ってた写真は後で見て死ぬほど笑った)ハーフパイプに並んだりと目一杯楽しんだ。アトラクションの受付時間が終了すると行き場のなくなったえび担がわらわらとハーフパイプ横に集まりひたすら歌って踊って合いの手を入れ、それに呼応するようにDJお兄さんがヒューマンビートボックスで盛り上げてくれた。そしてなんと、えびコラボ最終回のハーフパイプの選曲はJOYしたいキモチ。あまりに出来過ぎのシナリオに悲鳴があがった瞬間が忘れられない。
ついに最終回も終わり閉館時間がやってくる。少しずつ近付くバイバイにもはやみんな涙目のおたくのキモチを知ってか知らずかメインステージには先ほどのメッセージが流れ、JOYがひたすら流れ続けていた。係員さんひとりひとりにありがとうを伝えるおたく。泣きそうな笑顔で応えてくれるお兄さんお姉さん。何もかもが愛だった。他の何と比べる必要もない、絶対的な愛だった。
☆★☆★☆
ずっとずっとタイアップが欲しいと言ってきた5人。その夢が叶うことをずっとずっと祈ってきたおたく。それは他のグループが通ってきたようなド派手なプロモーションではなかったかもしれません。
でも。
こんなにもドタバタで、こんなにも楽しくて、こんなにも優しくて、こんなにも幸せで、こんなにも愛に溢れたコラボが、他の誰でもないジョイポリスさんとできたことこそが、A.B.C-Zらしさだなあと思います。いつか頂点に立つその日にきっと思い出す、大切な大切な夏の思い出を本当にありがとうございました。
道無き道を、俺たちとみんなで、一歩ずつ、でも着実に、ひとりひとりと出逢いながら。A.B.C-Zはきっとこれからもそうやって世界を幸せにしていくことでしょう。
いつの日か必ず、また。
迷う日も遠回りの日も〜結成10周年の佳き日に寄せて
宇宙で一番輝く五つ星ことA.B.C-Zのみなさん、結成10周年おめでとうございます!!!!!
10年という月日、しかも15歳から23歳にとっての10年が人生においてどれだけ尊く大切なものか、その季節を通り過ぎた人なら皆痛い程分かることでしょう。そんな大事な時間を、5人は5人で歩んできました。
5人であることを認められない時もありました。友が先に旅立つことも、後ろから抜かされることもありました。5人でステージに立てなかった日、人知れず涙を流した日、想いが叶わなかった日もありました。
それでも5人は5人で在り続けました。
5人は5人で夢を見ることをやめませんでした。
だからこそ、たくさんの人と出会いました。
1人1人の目を見て、1人1人と心を繋いで。
ゆっくりとでも確実に、彼らは出会ってきました。
彼らの後ろには今、たくさんの仲間がいます。
10年かけて築きあげてきた幸せの国。
優しさと強さの国。
5人と見る夢はいつも輝いて
私達を明日へと導きました。
これからの10年とその先へ、
迷う日も遠回りの日も
あの日約束した未来まで
誰のものでもないこの道を
ツカズハナレズ
ずっと5人で。
大切なものはいつだって同じ〜55Tourアリーナ公演を終えての速報値
A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour
7/30@大阪城ホール
8/8,9@横浜アリーナ
私は常々
「アクロのレジェンド」
「完成度のアリサマ」
「エモのSLT」
と直近のコンサートを評してきましたが、55Tourのエモさはこれまた尋常じゃなくて。まだホールが始まっていないので最終的にどんな言葉が出てくるか分かりませんが、とりあえず速報値で思うところを書いてみようと思います。
横アリ2日目に行われた公開記者会見で、今回構成演出に初挑戦した戸塚さんは「5年間の集大成を目指した」と語りました。代名詞のアクロバットや恒例の巨大装置、レベルの高い歌とダンスに面白さ、ファンとの一体感、そして彼らの何よりの強みである優しさが随所に散りばめられたステージはまさにこれまでのA.B.C-Z全部乗せの出血大サービス。過去に想いを馳せながら今の彼らを感じて次に前を向くその時、自然と「この幸せが続きますように」と願ってしまうような、未来というより永遠を感じる出来だったのではないでしょうか。
今回、5周年であること、横アリでは初の単独公演だったこともあり、メンバーの口からはファンへの感謝が幾度となく繰り返されました。そしてそのどれもが実感のこもった自分の言葉で表現され、決してポーズではないことが痛い程伝わりました。彼らは本気でした。5人で、そしてファンと共に、こんな時間を永遠に作っていくのだと、真剣に伝えてくれました。
そう、今回の補助線は「時間」かもしれません。最新シングルReboot!!!から始まり、アクロバット、オリメンのソロ、初CDシングルのMwで前半を締め、初挑戦のハモり曲に盟友福ちゃんの振り付けたLWでは五つ星を彷彿とさせる衣装、五関ソロでA.B.C.が出揃い花言葉でファンの声を聴いた後はいよいよ橋本ソロでA.B.C-Z。メンコ曲で愛を叫んでスターシップに乗船した彼らは時空を飛び越えざえびへと辿り着きます。
変わるものと変わらないもの。あの時のざえびと今のざえびは違う。でも大切なものはいつだって同じなのです。それを忘れずに体現してきた彼らだからこそ、今ここにこれだけの笑顔が集まっているのです。
橋本くんも言っていたように5年間はあっという間だったかもしれません。でもその1日1日を彼らは着実に進んできた。ファンやスタッフや共演者、1人1人と確実に出会ってきた。それが初めての横アリ単独公演で結実したことを、5人はしっかりと見せ付けてくれました。
確かにそれは相対的に考えれば決して速い進みではありませんでした。でもそれが彼らの最大速度であることを私達は知っている。それ以上に大事なことがあるでしょうか。誰かと比べる必要のない、いや、比べることなどできない絶対的な幸せがあることを5人は教えてくれたのです。
誰かの決めた物差しで闘うことを求められる厳しい世界で、彼らはいつだって自分達の心だけに従って新しいものを見せ続けてきてくれました。その自由に魅せられて、憧れて、勇気を貰っているのは私だけではないと思います。
もちろん、うまくいかないことだってありました。彼らの力になれない悔しさに涙した日がなかった訳ではありません。でもそんな日々も一緒に抱えながら進んでいけることこそが、今を共に生きる意味なのです。同じ時間を過ごすということなのです。
ひとりひとりが挨拶を述べたあと、アンコールの最後の曲は、まさかの「サポーターズ」でした。
「僕も君に救われたんだよ」
「嗤われても構わない」
「あの日約束した未来まで」
「今はまだ遠いけどいつか届く」
こんなに完璧なフィナーレがあるでしょうか。信じられない程の幸せを今ここで見せてくれた5人が、その理由を諭すように「僕も君に救われたんだよ」と言ってくれる有難さ。そしてそれがきっと嘘でないことを、その愛を、私達はまっすぐに信じることができる。
アイドルという存在が生きているのは不確かな世界です。そして名もなきファンの存在はさらに頼りない。明日表舞台から消えるかもしれないアイドルと、明日他の誰かを好きになるかもしれないファンの間を繋ぐ確かなものは何もありません。だからこそ、アイドルとファンを繋ぐ絆があるとすれば、「信じる」というただ一点に尽きると思うのです。
目に見えないそれを嗤う人もいるでしょう。でもその目に見えない絆を信じることのできる人生がどれだけ幸せか、 言葉ではとても言い尽くせません。私は5人を愛しているし、彼らの愛を信じることができる。それだけで充分なのです。
まだホール公演は続きますが、「愛の人」戸塚祥太が5人の力を結集させて作った55Tourはきっと今までで最高のコンサートになることでしょう。その時はまたこんな風に想いを綴れたらと思います。ひとまずお読みいただきありがとうございました。
改めて、デビュー5周年おめでとう。
一緒に連れてきてくれてありがとう。
ずっとずっとこの幸せが続きますように。
たとえこの世が滅びても~20周年を鮮やかに彩った愛の花を忘れない為に
第一報が光一さん本人の口からもたらされたのは6/28、太一く
◎映像越しのつよしくん
◎Hey!みんな元気かい?
◎過去映像
◎ケーキ
◎薔薇と太陽
◎ひとりじゃない
◎つよしくんの弾き語り
◎ゲスト
◎もう君以外愛せない
◎突発LOVE1日目
◎突発LOVE2日目
◎Anniversary
一粒のshooting star~伝説の少女を知らない五関担が観月ありさ様のコンサートにお邪魔してきた話~
それは4月のある昼下がりのこと。
貴方は僕らの希望
君を夏の一日と比べてみようか
君の方が美しく
ずっと、穏やかだ
親愛なる五関晃一様、
32歳のお誕生日
おめでとうございます。
31歳の貴方を1日残さず愛することができて
私は幸せでした。
青いスーツもライダースも
女優帽も長い金髪も、
貴方のくれたときめきのすべてが
私の宝物です。
32歳の貴方と見られる景色は
どんなに輝いているでしょう。
貴方の夢はさらに鮮やかに
美しく煌めいているでしょうか。
私はほんの少しでも、
そのお手伝いができているでしょうか。
生まれてきてくれてありがとう
諦めずにいてくれてありがとう
出会ってくれてありがとう
たくさんの夢をありがとう
ありがとうじゃ足りなくて、
言葉じゃとても表せないけど。
どうかこの1年も
貴方らしく穏やかに笑っていてください。
どうか飽きることなく、
目一杯の愛を贈らせてください。
本当におめでとう。
愛しています。
どうか素晴らしい1日に、
そして1年になりますように。
深夜零時の鐘を掻き消すくらいに
幸せ願う歌よ響き渡れ