星の彼方 雲の隙間

声が届かなくても想ってるよ

今すべてが愛しいんだよ〜ABC座2016の五関晃一さんが大好きだった話

いつも堂々とそこに立っている五関くんが好きだった。

 

濡れた髪が揺らめいて色気を振りまく五関くんが好きだった。

 

橋本の解説を少しだけ心配そうに見守る五関くんが好きだった。

 

時たま台詞が飛んでてへぺろする五関くんが好きだった。

 

CATANAに負けて髪を掻き毟る桂馬さんが好きだった。

 

チェリームーンの椅子に浅く腰掛けてダンディな背中を見せる桂馬さんが好きだった。

 

栗田の外出を心から喜ぶ桂馬さんが好きだった。

 

御曹司は良いよなあって腕を組む桂馬さんが好きだった。

 

栗田の言いたいことを理解した上ではぐらかす桂馬さんが好きだった。

 

小学生名人戦のことを楽しそうに思い出す桂馬さんが好きだった。

 

プロとアマの違いを厳しい声で主張する桂馬さんが好きだった。

 

CATANAの強さを皮肉たっぷりに吐き出す桂馬さんが好きだった。

 

どうして負けたのか、なんか手はないのかって、眉間に皺を寄せて思い悩む桂馬さんが好きだった。

 

アナログなガチャガチャした振付を無表情で踊る桂馬さんが好きだった。

 

1人じゃどうにもならなくて、自暴自棄になりかける桂馬さんが好きだった。

 

切ない表情でスタンドマイクに手を掛ける五関くんが好きだった。

 

手を握り、目を瞑り、想いの限りを表現する五関くんが好きだった。

 

残された対局を前にピリピリしている桂馬さんが好きだった。

 

栗田の未来を最後まで心配している桂馬さんが好きだった。

 

栗田の懇願を受け止めながらも鋭い視線を貫く桂馬さんが好きだった。

 

いしけんが将棋の話をした瞬間花が咲いたように笑顔になる桂馬さんが好きだった。

 

でもいしけんの棘に触れてすぐ不機嫌に戻る桂馬さんが好きだった。

 

それなのに将棋界の核心を突いたいしけんを受け止めようとする桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの言葉に段々と表情が変わっていく桂馬さんが好きだった。

 

希望と言われてハッとする桂馬さんが好きだった。

 

全身全霊の応援に釣られて笑顔になっていく桂馬さんが好きだった。

 

真ん中で楽しそうに4人の顔を見ながらタンバリンを叩く桂馬さんが好きだった。

 

幸せそうに拍手を目一杯浴びたあと突然タンバリンを投げ捨てる桂馬さんが好きだった。

 

応援屋に入社した栗田を訝しげに見つめる桂馬さんが好きだった。

 

 

キラキラした顔でキラキラした曲をキラキラ踊る五関くんが好きだった。

 

今までの恋は忘れなよって言ってくれる五関くんが好きだった。

 

トロピカルな天気雨に打たれてぴょんぴょんはしゃいでる五関くんが好きだった。

 

僕を信じてって軽率に言う五関くんが好きだった。

 

二人の為に星を降らせる五関くんが好きだった。

 

そろりそろりと裸足で出てくる桂馬さんが好きだった。

 

セリが降りきる前に軽々と降りてく桂馬さんが好きだった。

 

濁った目で酒瓶を投げ付ける桂馬さんが好きだった。

 

暗闇でもがき苦しみ虚空に手を伸ばす桂馬さんが好きだった。

 

生と死のジレンマに苦悩する桂馬さんが好きだった。

 

導かれるように再戦を決める桂馬さんが好きだった。

 

 全部を懸けてぶつかってくれた栗田にありがとなって笑う桂馬さんが好きだった。

 

酔っ払ってふにゃふにゃ笑う桂馬さんが好きだった。

 

年下に向かってあんなに可愛く敬礼できる桂馬さんが好きだった。

 

突然意味分かんない話始めて加藤ちゃんに天然なんですって言われる桂馬さんが好きだった。

 

困惑するいしけんに毒付いてふらっと席を離れちゃう桂馬さんが好きだった。

 

千鳥足でハケていく桂馬さんが好きだった。

 

 本当の強さをいしけんに説く桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの期待を受け止めきれずに背中を向けてしまう桂馬さんが好きだった。

 

それでも一呼吸置いてから栗田に全力を誓う桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの意味不明な口上に分かったって大声で応える桂馬さんが好きだった。

 

静かに闘志を燃やしていく桂馬さんが好きだった。

 

ライダースを音も無く捨て去る桂馬さんが好きだった。

 

振り返ったときもう迷いはない桂馬さんが好きだった。

 

 心細くて不安な気持ちともう負けないって決意が入り混じった表情の桂馬さんが好きだった。

 

最初に相手の駒を取る瞬間フッと笑った桂馬さんが好きだった。

 

劣勢に立たされて遂に鞘を捨てる桂馬さんが好きだった。

 

将棋盤に舞い降りて柔らかに着地する桂馬さんが好きだった。

 

自分の好きなものをやっと思い出した桂馬さんが好きだった。

 

風のように斬りかかる桂馬さんが好きだった。

 

もう何も聞こえていない桂馬さんが好きだった。

 

不気味な赤い鋒に照らされて青白く浮かび上がる桂馬さんが好きだった。

 

4人の気持ちを受け取って強くなる桂馬さんが好きだった。

 

成功した仲間のこと、去っていった仲間のこと、そして自分の歩んできた道を愛おしむ桂馬さんが好きだった。

 

苦痛に顔を歪めてもまたひとりきりで立ち上がる桂馬さんが好きだった。

 

もう誰も止められない桂馬さんが好きだった。

 

最後の一太刀で波動を巻き起こす桂馬さんが好きだった。

 

死闘を制した壮絶な感情をガッツポーズで表現する桂馬さんが好きだった。

 

自分の将棋でリベンジを果たしたことに悦びの絶頂を感じる桂馬さんが好きだった。

 

きっちりスーツ着て白馬で乗り付ける桂馬さんが好きだった。

 

自分を信じてくれた栗田に真っ先に勝利を報告する桂馬さんが好きだった。

 

仲間ができたと喜ぶ栗田に目を細める桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの過去に心と瞳が揺れる桂馬さんが好きだった。

 

入社したばっかりなのに応援する気満々の桂馬さんが好きだった。

 

手袋をはめるのにいつも手間取る桂馬さんが好きだった。

 

自分が言われたのと同じことをまた違う誰かに笑顔で伝える桂馬さんが好きだった。

 

裕美子さんの腰に優しく手を添える桂馬さんが好きだった。

 

花火に気付いて目を見開く桂馬さんが好きだった。

 

それが自分に捧げられたものでもあると知ってより一層顔が晴れ晴れとする桂馬さんが好きだった。

 

いしけんに名刺をもらってテンションの上がる桂馬さんが好きだった。

 

もう何も思い残すことはないって顔で全身全霊の応援を届ける桂馬さんが好きだった。

 

ハッピーエンドに両手を上げて喜ぶ桂馬さんが好きだった。

 

ジョーに褒められてノリノリの桂馬さんが好きだった。

 

 

満場一致の歓声を受け止めて彫刻のようなポーズでそこに立ってる五関くんが好きだった。

 

今にも未来に連れてってくれそうな五関くんが好きだった。

 

河合くんに長いフリンジをバシバシあてる五関くんが好きだった。

 

その後腕を組んだら急にお嫁さんになる五関くんが好きだった。

 

桂馬さんみたいにセンターに舞い戻って4人を操る五関くんが好きだった。

 

大階段のJr.を従えてなお圧倒的な存在感で踊る五関くんが好きだった。

 

お立ち台で末っ子と肩をぶつけて背中を合わせて最高に楽しそうな五関くんが好きだった。

 

君だけに見せようって会場中を指し示す五関くんが好きだった。

 

1番お気に入りの振付を誇らしげに踊る五関くんが好きだった。

 

 ABCコールでテンションをMAXに持ってく五関くんが好きだった。

 

「心は」って拳を握って胸を叩く五関くんが好きだった。

 

「ひとつさ」って1を作って胸を叩く五関くんが好きだった。

 

少年隊の歌と振付が似合いすぎる五関くんが好きだった。

 

ここまでくるともうナイフみたいに切れまくる五関くんが好きだった。

 

客席を愛おしそうに見据えて僕も君に救われたんだよって言ってくれる五関くんが好きだった。

 

マイクを持ちながらセンターを見つめてパチパチ拍手する五関くんが好きだった。

 

一緒に舞台を作ってきた仲間を振り返って気持ちを伝える五関くんが好きだった。

 

やりきった顔で客席にありがとうを伝える五関くんが好きだった。

 

幕が降りる最後の瞬間まで応援し続ける五関くんが好きだった。

 

揺れる髪も煌めく瞳も長い腕も大きな手も躍る胸も駆ける足もその笑顔も、全部全部大好きだった。貴方が貴方でいてくれることが何より幸せだった。

 

誇らしくて愛おしくて嬉しくて。こんなに人を好きになるってことがほんとにあるんだね。

 

 

これからもそばにいさせてね。

微力でも支えていさせてね。

みんなの希望でいてくれてありがとうね。