星の彼方 雲の隙間

声が届かなくても想ってるよ

貴方は僕らの希望

 

君を夏の一日と比べてみようか

 

君の方が美しく

 

ずっと、穏やかだ

 

 

 

親愛なる五関晃一様、

32歳のお誕生日

おめでとうございます。

 

 

31歳の貴方を1日残さず愛することができて

私は幸せでした。

 

青いスーツもライダースも

女優帽も長い金髪も、

 

貴方のくれたときめきのすべてが

私の宝物です。

 

32歳の貴方と見られる景色は

どんなに輝いているでしょう。

 

貴方の夢はさらに鮮やかに

美しく煌めいているでしょうか。

 

私はほんの少しでも、

そのお手伝いができているでしょうか。

 

 

生まれてきてくれてありがとう

 

諦めずにいてくれてありがとう

 

出会ってくれてありがとう

 

たくさんの夢をありがとう

 

 

ありがとうじゃ足りなくて、

言葉じゃとても表せないけど。

 

どうかこの1年も

貴方らしく穏やかに笑っていてください。

 

どうか飽きることなく、

目一杯の愛を贈らせてください。

 

 

本当におめでとう。

愛しています。

 

どうか素晴らしい1日に、

そして1年になりますように。

 

 

深夜零時の鐘を掻き消すくらいに

 

幸せ願う歌よ響き渡れ

 

 

 

価値のある使命、或いは親愛なるハリーへ

Defiled

勝村政信×戸塚祥太

 

息遣いが聞こえる密室で事件を目撃する緊張感。淀みない会話劇から匂い立つふたりの人生。あれ以上でも以下でもない。残ったのは私達の心に沈んだ何かだけで、それを言葉にするのはとてつもなく難しい。

 

けれど。

 

私ね、学生時代、ついぞ電子辞書を使わなかったんですよ。今でも持ってはいないし、電子書籍も買ったことがない。なんでもかんでも合理化できる人が羨ましかった。でも自分がそれをしようとは思わなかった。

 

パソコンは小学生の頃からパソコンクラブに入るくらい好きだったし、高3まで持たせてもらえなかった携帯も今じゃ依存症。テクノロジーがもたらす便利さも、広がる世界の豊かさも目一杯享受してきました。

 

だけど何処かで、画一化への恐怖や合理化への嫌悪をいつも感じていました。それはとても根源的で言葉にはできない、心に広がるシミのような恐ろしさ。そして何より怖いのは、世の中の誰も私と同じことを感じていないような気がしたことでした。

 

例えば大学のゼミでは同じように感じている人達とも巡り会いました。でもそうやって世の中を語り合ったみんながそれでも「普通に」就職していくのが本当はとても怖かった。私は進むことも戻ることもできずにただただ恐怖に立ち尽くしていました。もちろん誰にもそうとは言わずに。

 

だからハリーを見てとても驚きました。彼は私だった。私が喋っているのだと思った。彼が愛するものの神聖さを語るとき、それが失われることへの抗議を叫ぶとき、私は溢れる涙を止めることができませんでした。初めて本当に分かり合える人に出会えたのかもしれない。魂が共鳴した気がしました。

 

A.B.C-Zを応援していると時たま考えることがあります。時代に忘れ去られる何かを、それでも流されず大切に思えるか。諦めずにいられるか。決して楽でない方の道を、それでも歩む覚悟があるのか。その強さを私たちは常に問われている。

 

彼は正しい。痛々しい程に鋭く正しかった。だけどどうしようもない馬鹿だ。何かを守る強さは力なんかじゃない。弱くて未熟で馬鹿な男が死んだくらいで世界は変わらない。

 

 

君のその赤子のような無垢を守るのにこの世界は辛辣すぎたね。殉教者になった気分はどう?救われたかい?でも君が本当に守りたかったものはどうなった?

 

だから、だからさ、死ぬなよ。私は貴方に生きてほしかったんだよ。このクソみたいな世界で、ちっぽけにズル賢く、それでも生きてほしかったんだよ。大切なものを大切だと言える人生を、この先も歩んでほしかったんだよ。ブライアンと友達になったりしてさ、世界の退屈な広さを知ってほしかった。

 

ねえハリー、貴方のいなくなったこの世界は相変わらずユニークさの欠片もない連中が跋扈してるよ。人々はそれをおかしいとも思わない。生き辛いったらないね。でも私は自分の大切なものの明日の為に今日も生きるよ。そして何より貴方が生きていたことと、死んだことを忘れない為に。

 

親愛なるハリー、貴方と出会えて本当に良かった。

どうか、どうか安らかに。

 

 

 

 

堪えた涙も置いてきた夢も~A.B.C-Zデビュー5周年に寄せて

祝・A.B.C-Zデビュー5周年!!!!!

 

さらにさらに

 

祝・3rdCDシングル「Reboot!!!」発売!!!!!

 

佐久間、祭だよなァ???

 

 

というわけでA.B.C-Zならびに関係者の皆様ファンの皆様、デビュー5周年おめでとうございます。ほんとにめでたい。めでたすぎてびっくりする。

 

 

 

 

「ZEROから歩き出そう」と始まった5人がいつしか「ひとつの星座」として旅立ち、「ZEROよりも強いものなどない」と胸を張るまでの5年に渡る道のり。決してまっすぐじゃなくて平坦じゃなくて、でも誰の足跡も付いていない道なき道。 もちろん、思うようにいったことばかりじゃなかった。あの頃描いた未来とは違うかもしれない。

 

でも、「形を変えいつか誰かに届け」って言える強さが5人にはある。

 

強さって優しさだ。

優しさって強さだ。

 

何度その笑顔に救われただろう。

何度その言葉に救われただろう。

どれだけの幸せを、5人に貰ったんだろう。

 

貴方たちに貰ったもの、どれだけの時間を掛ければ返すことができるのかわからない。だから、ずっとずっと一緒にいてよ。夢が叶うその日まで、そしてその先もずっと、時を超えて星を越えても。

 

 

 

具体的な夢を臆せず口にしてくれてありがとう

 

「これが俺達の最高速度」って言ってくれてありがとう

 

いつも先頭を走ってくれてありがとう

 

揺らがずにいてくれてありがとう

 

薔薇を背負ってくれてありがとう

 

5人を選び続けてくれてありがとう

 

 

愛と笑顔と幸せに溢れた1年になりますように。 

たくさんの仲間と出会う1年になりますように。

未來に繋がる1年になりますように。

 

てっぺんとろうね!!!!!

 

 

 

来る日も来る日も拍手の雨だ〜シェイクスピア物語大千秋楽を終えて

私が家族とドライブをしながら呑気に壁打ちをしていたある休日のこと。

 

「五月ちゃん、TL見た?」

 

とお友達からのDM。何事かと慌ててTLを辿ったものの、しばらくは事態が飲み込めませんでした。

 

 

 

五関くんが、

外部舞台に、

出る。

 

 

 

「五関座」とも呼ばれたABC座2016で、私は正直満足していました。えび座でこれだけの役をやらせてもらえた記憶を糧に、しばらくは生き抜けると思っていました。でもその知らせは突然にやってきた。溢れる涙を家族に悟られないよう必死でした。

 

蓋を開けてみればそこに並ぶのは錚々たる共演者の名前。本人の気合の入り方も言葉の端々から伝わってきて、幕が開くその日が楽しみで仕方ありませんでした。脚本家の名前にほんの少し眩暈を覚えましたが、まずは信じることが先だと自分に言い聞かせました。

 

そして迎えた初日。最初の率直な感想は「ホッとした」でした。確かに暗転が長過ぎるとか大道具の搬入が丸見えとかツッコミどころはたくさんあったのですが、何よりもまずストーリーが破綻していない。舞台ならではの生の時間を大切にしている。あの夏の呪いに未だ囚われる私にはそれだけで充分でした。

 

そして遂に姿を見せたネッド・アレンは、自信家で友情に厚く、スマートに遊びながらも舞台に命を懸ける立派な座長。途轍もなく魅力的なスター俳優でした。中の人と変わらないじゃんって意見もあったそうですが、ネッドを地で行くって相当チートじゃない???

 

優雅に踊る姿も一気に場を支配するその声も繊細な瞳の芝居も激しく叙情的な手も、舞台の成功の為に正しくまっすぐに使われていました。あの番手で求められることを期待通りかそれ以上にやり遂げた彼を、私は誇りに思います。彼がカンパニーに愛されていたのもきっとその尽力があったから。本当にお疲れ様でした。

 

そしてここからは共演者の皆様の話を。

 

まずはエドワード役の黒川ティムくん。難しい役どころを立派にやり遂げる姿とカテコで見せるキュートさにやられました。ティムくんファンの方と五関担の間でちょいちょいTwitter上の交流も見られたりして、座組の雰囲気が客席にまで伝播したような素敵な出会いでした。

 

エリザベス女王、そしてダンカン・ランズウィックを演じた十朱幸代さん。小柄でありながら圧倒的な存在感で、女王やダンカンが口を開くと空気がピリッと引き締まったのを感じました。特に大千秋楽のヴァイオラの正体がバレた後のダンカンの芝居が本当にグッときた。カテコ挨拶で女王としての言葉をくださるのもとても素敵でした。

 

ビアトリス、マーガレットを演じた小川菜摘さん。美と教養を備えつつ現実的な感覚を持つ肝っ玉女主人ビアトリスがとても好きでした。一方のマーガレットは物語上悪役の要素もありながら常にヴァイオラへの愛が滲むようなお芝居で、早替えも含めて感服しっぱなし。「これが真実。あたしはお前さんを行かせないよ!」って大見栄きるところは毎回鳥肌が立ちました。カテコでは隣の五関くんをたくさん構ってくれてありがとうございました。

 

ヴァイオラを演じた観月ありささん。御顔の美しさ、スタイルの良さ、空間全てを満たす「陽」の気、伝説の美少女は伊達じゃないと思い知らされました。舞台にいるだけでパッと周りに花が咲くのが見えたし、特にウェディングドレス姿はあまりに美しくて眩暈がするようでした。あどけない少女かと思えば好奇心を抑えられず飛び出していく底知れぬパワーを見せたり、御家の為に義務を果たす責任感がありながら真実の愛を希求することをやめなかったヴァイオラ。それを観月さんが演じると、役に途方も無い説得力が生まれるのです。カテコでのお茶目な姿や、客席全体に可愛らしく手を振ってくれる姿も忘れられません。強く美しいヴァイオラを生きてくれてありがとうございました。

 

そして最後にシェイクスピア上川隆也さん。板の上で生きるウィルは真実の愛に生きた人でした。恋に仕事に思い悩むウィルは私達のイメージしてきた「シェイクスピア」とは違いいつも人間らしくて、暖かく真摯な、そして大きな男でした。相手がどんな芝居をしてきてもきっちり合わせてくるところ、もがき苦しむ心情を表す細やかな演技、優しく甘く力強い声、劇中劇の大熱演、日に日に増えていくアドリブ、どれをとっても本当に魅力的でした。そして何よりも座長として大ベテランから初舞台の役者までを統率しあんなにも暖かい座組をまとめあげてくださったこと、一出演者のファンとしてどんなに感謝しても足りません。初の単独外部舞台で思い悩むこともあった五関くんを優しく受け止めてくださり、板の上でもこちらが恐縮するほど持ち上げてくださり、本当にこの仕事は私達ファンにとっても夢のような時間でした。何度でも何度でも、心からの感謝を。

 

他にも五関くんと公私ともに仲良くしてくださった我善導さん、私に萌えという感情を教えてくれた藤本隆宏さん、文字通り命懸けで舞台に取り組んでくださった秋野太作さんなどなど、26人全てのキャストにありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

大千秋楽のカーテンコール特別挨拶、座長の上川さんがこんなことを仰っていました。

 

「舞台は生き物です。僕達がここをハケて幕が降りて皆様が客席を出たら、シェイクスピア物語はこの世から消えてなくなります。でもどうか、皆様の頭の中に、この物語を置いていてくだされば幸いです」

 

舞台が生き物であるということはSHOCKで嫌という程学んできたつもりだったけれど、生き物には死があるということに初めて気付かされました。再演が約束されている舞台なんてない。生を受けたものは必ず死にゆくのです。だからこそその刹那は眩いほどに輝くのです。五関くんが出会ったこの物語は、ずっとずっと忘れずにいたい、そう思える舞台でした。

 

だから寂しいけど敢えて言います。

百回でも、千回でも、さようなら。

また会う日まで。

 

描かれた花弁より棘のある薔薇を抱いて死んでいきたいんだ〜守備力の低さに定評のある五関担が見たABC座2016

「夢ってのは,時間がかかればかかっただけ,良いもんだよなあ…」

 

私は去年のえび座が大好きでした。時を越えて星を超えても5人であることを運命付けられた5人。それはとても愛おしく幸せな物語でした。

 

 

mona051.hatenadiary.jp

 

 

そして今年。

ある日突然発表されたABC座2016のタイトルは

「株式会社応援屋!!OH&YEAH!!」

 

(またすげーのがきたな…?)

(タイトル決めたのどう考えてもジャニーさんだな…?)

(今年は去年ほど本気出して見に行かなくてもいいかな…)

 

正直これぐらいの印象しかありませんでしたが,私達はそのあと衝撃的な事実に気付くことになります。

 

「音楽・脚本 西寺郷太

 

え???西寺郷太ってあの西寺郷太???

えび座に???嘘でしょ???

 

西寺郷太さんといえばノーナリーブスとしてのご活躍はもちろん,ジャニーズファンとしての顔もあり(タイトルを考えたのはジャニーさんでなく郷太さんだったそう!),最近では大好評を博した舞台「JAM TOWN」で音楽を手がけたことも大きな話題となりました。これは後に判明したことですが,JAM TOWNを見た河合くんと戸塚さんが錦織さんと西寺さんに「こういうのがやりたいんです!」と詰め寄ったというのです。

 

結論から言えば,音楽が最高。最高に最高でした。
上手くまとまるかは分かりませんが,珠玉の名曲たちに沿って感想を綴っていきたいと思います。

 

第一幕

OP ☆プロローグ
マーチングバンド/全員(A.B.C-Z以外)
OH&YEAH!!/A.B.C-Z

客電が落ち舞台に光が集まると,出てくるのは応援団に扮した出演者達。観客は一気に応援屋の世界へと引き込まれます。応援団の応援と共に歓声がこだますると,紗幕の向こうに立っているのはA.B.C‐Z。

 

「溜息と躓きで諦めそうになったその夜に叫ぶよ OH&YEAH」

 

テーマソングがとにかスタイリッシュでカッコいい。こんなえびが見たかった。橋本くんの甘い歌声と戸塚さんのセクシーな歌声で一気に舞台の世界観に吸い込まれました。あと河合くんまた歌上手くなったね…!オープニングでは全部歌われる訳ではありませんが「泡沫のものだけが煌いて見える街で僕はほらここにいる」とか,どことなくA.B.C‐Zに被るような歌詞が仕込まれているのも主演舞台のオープニングナンバーならではでとても印象的。

 

1場 ☆茶沢通り
BGM ビニ傘 to Real Love
腐れ縁・イン・ザ・レイン/修也,ジョー,街の人たち

オープニングを終えると舞台上に橋塚五の3人が残り舞台の説明を始める・・・と思いきや最終的には「見ていただいたほうが早い」と放り投げて本編へ。
学生時代から10年クリスマスも誕生日も休みなくコンビニでバイトを続けるジョーに,幼馴染の修也は「いつまで続ける気なのか」と問い質します。しかし甲子園優先でシフトを組んでもらえるこの店をやめる気はない様子のジョー。修也は自分の暴言がきっかけで炎上を巻き起こし予備校講師をクビになったこと,新しい会社に誘われていることを打ち明けます。

 

「毒舌キャラの優しさ」「お人好しで頑固者」

「なんだかんだピンチは頼り合う 僕らの未来に乾杯」

 

オープニングから本編を繋ぐ大事な役割の橋塚五はとにかくかわいみ。かわいみのかたまり。急に猪木の真似してみたり台詞すっ飛ばしたりいきなり違う意味でドキドキさせてくれます。


そして本編は初っ端からふみとつ。とにかくふみとつ。パラダイスのようにふみとつ。ふみとつが腐れ縁て。ベタベタするでもなく,いがみ合うでもなく,腐れ縁。実際に入所が同時期で現在はシンメでもあるふたりですが,これ以上にピッタリの言葉があるでしょうか。背中合わせが似合うシンメと評されることの多いふみとつは決して大勢の前で馴れ合うことはせず,いつも静かに互いへの信頼を滲ませています。良いところも悪いところもすべて知っていて,だからこそ言えることも言えないこともある。そんな絶妙の関係性が舞台上で堂々と繰り広げられているのです。天才の所業。「雨に唄えば」オマージュの曲も傘を使ったダンスも、初っ端から彼らのミュージカル力を証明する出来でとってもよかったです。傘の柄をぎゅっと握る修也先生がめちゃめちゃに可愛かった…!

 

2場 ☆中野のアジアンバー「チェリー・ムーン」
将棋 BANG! #1/桂馬,くりくり,A.B.C-Z

天才棋士黒丸桂馬が人工知能ロボットCATANAに敗北し引退を決意したというニュースを見て,引きこもりだったくりくりは数年ぶりの外出を決意します。静岡から車を飛ばして向かったのは桂馬いきつけのバー・チェリームーン。CATANAとの再戦を頼み込むも,桂馬は聞く耳を持ちません。

 

「僕は桂馬さんにお願いがあってわざわざ東京までやってきたんです!!!・・・CATANAと,再戦してください」

 

ふみとつの次は塚五。やはり天才か。
そしてついに出てきてしまいました黒丸桂馬。黒ライダースに革パン長髪の天才棋士。出てきた瞬間に参りましたァ!!!(土下座)って感じです。天才棋士って銀縁眼鏡に着物じゃなかったのかよ!?心の準備できてないよ!?そしてとにかくカッコいい桂馬さんがくりくりに見せる笑顔!?殺す気なの????


くりくりに一度だけ負けた小学生の頃の対局がYoutubeにあがっているという流れがめっちゃナウくてよかった(かわちゃきと豊田くん?も可愛かったね!)し,それがマイケルジャクソンみ溢れるビートの利いたサウンドに乗せた塚五ダンスバトルで表現されるなんてなんたる眼福なのでせう。勝負がついた瞬間黄色と青のスポットがふたりを照らすのもなんかすごくキマってたし,項垂れる桂馬さんも可愛かった。残念だったのはステージ奥の上段でコーラスをするはしふみとつを見ている暇がなかったことかな。なんか多分振り付けとかもあったよね?毎回「次こそは・・・」と思うんだけど踊ってる五関くんからどうやって目を離せば良いのか分からなくなってしまったようで。


それと店を出て不倫アベックに話しかけられ「…CATANA強かったっスよ…w」って嘲るように言い放つ桂馬さんの目つきとか声とか,なんというか最高でした(語彙力の欠如)。


3場 ☆下北沢の株式会社応援屋・事務所
人の心はマスマティックス?/いしけん,くりくり,桂馬

修也が予備校時代の同僚に誘われたという新会社にやってきた修也とジョー。専務の裕美子さん,そしてシャチョーと出会います。5年前まで夫婦だったふたりは,若き天才石野田賢に突然新会社の立ち上げを告げられたのだといいます。そして現れたいしけんは修也とジョーにきつくあたりますが,ふたりが入社することを確信している様子。良い機会だからと早々に入社を決めるジョーでしたが,一方の修也は口の悪い年下の部下になることに納得がいかず決断を渋ります。

 

「俺も修也のカッとなる性格,損だなって思うことあるよ」

 

はしちゃんのお芝居がやっぱり好きだなあと思わされるシーンでした。人格を憑依させ役柄になりきって発せられる言葉,立ち居振る舞い。その変貌ぶりはゾクゾクするほどでした。修也を追い込むくだりではちょっとハシに見える日もあって,あの役が今年の彼にとってどれだけ大きかったかも思い知らされましたね。


そしていしけんがデジタルボーイズと共にロボットダンスに挑戦した「人の心はマスマティックス?」は,くりくりのDJで繰り広げられる近未来的な世界観で舞台の空気が一変しました。いしけんのスタイリッシュでサイバーなダンスと対照的に舞台上段で将棋のことを考えながら踊る桂馬の振り付けはどこかガチャガチャして人間的で,デジタルVSアナログという物語の核心に迫っていくプロローグの役割を果たしていたのかもしれません。ここも目が足りなかった。


4場 ☆デジタル・コープスの事務所
We're DIGITAL BOYS/デジタルボーイズ

揃いの黒いTシャツでキメた新進気鋭の天才プログラマーたち。いずれも数字に関連したコードネームをもっています。会社を出て行ったいしけんに怒りを露にする彼らは株式会社応援屋を潰すことを決意。加入したばかりのミリオンだけが,いしけんがいたからこの会社が大きくなったのではと問いかけます。

 

「これは俺達デジタルボーイズの,暇潰しだ」

 

 去年のえび座ではたった6人のJr.が八面六臂の大活躍でステージを盛り上げてくれました。対する今年は10人を超えるJr.が出演するということで、パフォーマンスやストーリーの純度が失われるのではと、幕が上がるまでは正直不安でした。でもそれは全くの杞憂。ひとりひとりが個性を出しつつ与えられた役割を完璧に表現する姿は感動的ですらありました。若さ故の勢いや破壊衝動に溢れたアクロバティックなダンスは決してバックのパフォーマンスではなく、彼らだけで十分に一つのシーンが完成していたのが印象的でした。

 

特にのえるの台詞回し、みゅーとの存在感、宮近の全力、そしてSHOCK出演時から大好きだった亮太のダンスが良かったのですが、もうひとつ特筆すべきは七五三掛くんのお芝居でした。七五三掛くんは去年のえび座の精鋭6人衆のひとりだったわけですが、その発声や台詞回しは決して上手いといえるような出来ではありませんでした。それでも1ヶ月の公演の中でどんどん成長していく様子を微笑ましく見ていたのですが、今年は初日から全く違う。きちんとまっすぐに響く声、知的で生意気な仕草、強弱使い分けて空気感を作り出すお芝居、そのどれもがこの1年の大きな成長を感じさせるものでした。そして何公演か観劇した後、パンフレットを開いて驚きました。去年のえび座を終えた七五三掛くんは、お芝居をもっとできるようになりたいとこの1年欠かさずに発声練習を続けてきたというのです。去年のえび座が彼の転機になったこと、それから1年という長きに渡り練習を欠かさなかったこと、それを経て今年のえび座でここまでの活躍を見せてくれたこと、嬉しくてたまりませんでした。もしこのブログが七五三掛担のお嬢さんに届くことがあれば是非伝えてください、七五三掛くんの努力を確かに感じ取って涙を流したえび担がここにいることを。

 

5場 ☆帰り道
シンドイシンドイシンドバッド/シンドバッズ
Waiting for you/いしけん

下北沢からの帰り道,修也はいしけんに裕美子とシャチョーが何故離婚し何故また一緒に会社をやっているのかと疑問をぶつけます。シャチョーとの出会い,裕美子とシャチョーの間に娘がいたこと,彼女が事故で亡くなったこと,それが原因で離婚したことを淡々と話すいしけん。シャチョーは娘の美穂を今も待ち続けているというのです。

 

「茨の街も槍の海でも 花火の消えた銀河の果てまで祈るから」

 

 先ほどの応援屋でのシーンから一転して少しずつ人間らしさが見えてくるいしけんが印象的なシーンでした。どうしてそんなにもシャチョーが好きなのかは最後までイマイチ理解できませんでしたが、互いに家族を失った大きな悲しみを抱えたふたりを神様が引き合わせたのでしょう。

 

そしてきました大名曲Waiting for you!はしふみとつで「君だけに」を彷彿とさせる指パッチンからのグレンチェックな塚五がスタンドマイクと共にせり上がってくる演出!ロマンティックでトレンディ!えびは元気で幸せな曲も歌えるけど、良亮の濡れた声にはこういうのもピッタリなのでバンバン歌ってほしいと思ってます。希求する、慈しむ、祈るような表現をどんどん磨いて欲しい。

 

ところで今回とつごが熱かったのはみなさん御承知の通りだと思うんですが、スタンドマイクを挟んで向かい合うふたりが決して目を合わせなかったのが最初のとつごポイントでしたね(?)なお五関くんはスタンドマイクをなぞる大きな手があまりにセクシャルだったので少し自重してください。

 

6場 ☆千駄ヶ谷将棋会館前(翌朝)
Change Your Mind/いしけん,ジョー,修也,くりくり,桂馬

応援屋への入社を決めた修也とジョー,そしていしけんは黒丸桂馬という天才棋士に会うため千駄ヶ谷将棋会館を訪れます。将棋会館の周りをうろうろする栗田に「もう将棋のことは忘れて親父さんの店を継いでやれ」と言い放つ桂馬。しかし栗田は「今のままでやめたら中途半端」「貴方には僕の人生を将棋まみれにした責任がある」とCATANAとの再戦を涙ながらに懇願します。応援屋の3人も加勢しますが・・・。

 

「貴方はまだ自分の強さを知らない」

「僕は変わる 貴方を支えることで」

 

1幕のクライマックスはハイパー塚五タイム。ダンスやアクロバットが話題になることの多いふたりですがお芝居もほんとに上手いんですよね。特に塚ちゃん演じる栗田がCATANAとの再戦を懇願するシーンはあのふざけた演出(disってないです)との対比で泣かせにかかる力技で、なかなかあれができる役者はいないと思います。それにしても「貴方には僕の人生を将棋まみれにした責任がある」ってすごい言葉ですよね…ファンがアイドルに言いたくても絶対言えない言葉。愛するのも心酔するのも崇拝するのも全部自分の責任でおたくやらなきゃいけないなとはいつも思っていますが、こうして自分の気持ちをまっすぐに桂馬にぶつける栗田はむしろ清々しくて、だからこそ気持ちが届くってこともあるのかなあと思わされました。

 

そしてラストを飾るのはChange Your Mind。これはもうなんといっても五関晃一さんです。ミュージカル得意じゃん!!!

 

\CATANAに勝って引退しろォ~???/

 

ノリノリじゃん!ねえ桂馬さんノリノリじゃん!!

人を小馬鹿にしたような歌い方も、段々と変わっていく表情も、タンバリンを手にした途端人が変わる姿も(ジュピたん…?)、全員とノリノリでアイコンする笑顔も、終わって拍手を待つ間の取り方も、タンバリン投げ捨ててまた拗ねちゃうところも、どこをとっても最高の黒丸桂馬であり五関晃一さんでありました。

 

自由な、そして不思議な夢のある将棋で栗田やいしけんの人生に影響を与えた桂馬さんは、真摯な、そして不思議な魅力に溢れた生き様で私達ファンの人生を変えた五関さんとシンクロします。そんな彼が4人に囲まれ「貴方は僕らの希望」と歌われている現実。こんなに幸せなことがあるでしょうか。ともあれ桂馬さんが真正面からの応援を受け止められないまま1幕は終了します。

 

第二幕


OP ☆2幕オープニング
One More Kiss/A.B.C-Z

青い光が会場を包むと幕があがり,再びグレンチェックのジャケットを決めた5人が登場します。

 

「今までの恋は忘れて  2人のため今夜星が降るだろう」

 

 まず照明の話をしたい。これねえ1階しか入ってない人は気付かなかったと思うんだけど、2階から見ると幕が上がるときにサイドの天井近くが青い光で満たされるのが本当に綺麗だったんだ。本当に星が降りそうだった。

 

そして初日に聞いたときまっさきに思ったのが「少年隊みたい…!」ってことだったんですが、後々郷太さんが少年隊のために作った曲だったということが分かって鳥肌がたちましたね。そのとき少年隊の曲にはならなかったけど、ずっと大切にあたためてきたというこの曲を歌わせてもらえるA.B.C‐Zが本当に誇らしかった。Never My Loveのときもそうでしたが、時を超えて歌い継がれるべき名曲を託してもらえるA.B.C‐Zは強い。100年先だってきっと続いてく伝説を地で行く5人が愛おしくてたまりません。これまたロマンティックでトレンディでキラキラしてうっとりさせられる名曲。

 

1場 ☆裕美子と修也,いしけん
The Same Birthday/裕美子

応援屋の仕事も軌道に乗ってきた9月。裕美子の話を聞く修也といしけん,シャチョーの話を聞くジョーとくりくり。ふたりの馴れ初めから美穂の話,そして別れにいたるまでを4人は真摯に受け止めます。

 

「僕,こんなに笑ったの外出してから初めてです…応援屋に入社してほんとうによかった」

 

 裕美子の話を聞く修也といしけんの瞳にそれまでの邪気はなくなっていて、真剣に、親身になって話を聞いているのが応援屋での仕事の充実ぶりを表しているようで、とても好きでした。事故の現場に戻れない自分を責める裕美子に優しく言葉をかける修也の表情が良かったなあ。裕美子に復縁は無理なのかと問いかけるいしけんは急に子どもにもどったようで目が離せなくて、橋本良亮力が爆発していましたね。

 

一方のジョーと栗田はマッスルパラダイスでした(?)。公演前のゲネでは一番の見所との呼び声も高かったのにいざ見てみたらあまり本編に関係ないサービスシーンだったのには笑いました。とはいえ栗田が昔いじめられていたことを打ち明けるシーンは胸を締め付けられたし、優しい表情でそれを受け止めるジョーくんの人柄もとても素敵でしたね。シャチョーの面白さで笑顔を取り戻す栗田と、そのことを感謝されてはじめて自分に元気が戻ったことを知るシャチョーのやりとりもとても暖かい気持ちになったのを覚えています。シャチョーと裕美子がメインのシーンではありましたが、かえってそれがA.B.C‐Zの長所である「優しさ」を浮かび上がらせているようでした。

 

2場 ☆応援屋の事務所
サポーターズ #INTERLUDE/いしけん
☆応援屋ダイジェスト
桂馬のジレンマ/桂馬(ダンス)

応援屋のコンセプトを思いついたのはシャチョーに出会った時だと打ち明けるいしけん。まだ存在していない「応援」のあり方があるはずだと皆に語ります。一方の桂馬は成功と挫折の狭間でもがき苦しんだ末,CATANAとの再戦を決意するのでした。

 

「栗田…ありがとな!」

 

サポーターズのフレーズをひとりで歌ういしけんがとても素敵でした。長岡の花火に込められた意味を噛み締めながら、祈りを捧げるように歌われるこの曲は後でみんなで歌うバージョンとは違う良さがあったと思います。いしけんの語るまだ存在していない応援のあり方について詳しくは描かれませんでしたが、この辺はいつかスピンオフで見てみたいエピソードでもありますね。応援屋ダイジェストはとにもかくにもプラネッツと再会できたのが嬉しすぎました(ただあれはタイムスリップしていた頃の映像の筈なので時代感???となりましたがまあそんなことはどうでもいい)。

 

そして応援屋が仕事をこなす中、酒瓶片手に裸足で歩いてくる桂馬さん。どう見ても目が濁っています。酒瓶を投げつけたかと思えばいつしかステージにたったひとりになり、真っ白なライトを浴びながら闇を背負う桂馬さんの異様さに会場の空気がピンと張り詰めます。流れ出すのはショパンの「革命」。力強く流麗なその調べに合わせて舞うその人から目を離すことは叶いませんでした。

 

五関くんが、たったひとりで、日生の光と影を支配しているのです。初日はもう何が起きたのか全く分かりませんでした。苦悩に顔を歪め、懇願の色さえ浮かぶような繊細な舞。桂馬は光と影、成功と挫折、そして生と死の狭間で踊っていました。

 

「生か、死か。どちらが男らしい生き方か。」

 

そんな声が聞こえてくるようでした。去年のジュピターにもそんなシーンがありましたが、私は彼岸と此岸の狭間で踊るあの人にいつもいつも惹かれてしまうのです。自己を超越し見えざる高尚で広大なものに捧げられる祈り。それが見えたとき、この人から離れられないと感じるのです。

 

ともあれ再戦に向かうことを決意した桂馬は、自分を信じて気持ちをぶつけてくれた栗田に最初にその報告をして感謝を伝えます。栗田の気持ちがなければきっと桂馬は再戦に至ることはなかったでしょう。

 

3場 ☆デジタルコープス
人の不幸をクリック,クリック,クリック/多田,高井,デジタルボーイズ

CATANAとの再戦前日,いつものようにチェリームーンで飲んだくれる桂馬のもとにいしけんが訪れます。互いの本音を語り合い距離を縮めるふたり。そこへ修也とジョー,くりくりがやってきて裕美子が失踪したとの一報が。自分達がそばにいると気持ちをぶつける4人に一度は背を向ける桂馬でしたが,必ず全力を尽くすこと,そしてこの試合が終わったら応援屋に合流することを4人に約束します。

 

「本当の頭の良さって何だと思う?誰かに流されることなく,自分の道を自分で決められるってことさ」

 

 酔っ払い桂馬さんが!かわいい!!!!
もう五関担のライフはゼロよ!!!!

急に大きい声だしてみたり世界一かわいく敬礼してみたり加藤ちゃんに天然って言われてみたりもう、ほんと、かわいい。頼むからいい加減にしてほしい。なお初日だけあった伝説のはしごちイチャコラシーンがなくなったのは今年1番残念だった出来事でした…

 

それはそうと,ふたりの話は示唆に富んでいましたね。ある種の才能があるが故に流されてここまできてしまったと話す桂馬,それなら自分も馬鹿だと語るいしけん。互いの目に成功者として映っていたふたりは,才能があるが故の同じ苦悩を抱えていました。天才と持て囃されることよりも,本当の自分でありたいと願っていたのです。

 

「明日のCATANA戦,楽しみにしてます」といういしけんの言葉に背を向ける桂馬の目にはまだ迷いがありました。それでも栗田に全力を誓う桂馬はとても人間らしくて愛おしかった。そして刀を渡すときのいしけんちゃんの台詞が最高でしたね。ああいうお芝居できるんだってまた意外な発見でした。桂馬さんも桂馬さんで「分かった!!!」って何が分かったのか全然分かんないところが最高。

 

4場 ☆桂馬VS『CATANA』
将棋 BANG! #2/桂馬とデジタルボーイズ
Delicious/桂馬とA.B.C-Z

ついに訪れた再戦当日。デジタルコープスと一人で対峙する桂馬。初戦と同じく劣勢に立たされたそのとき,桂馬の目に映ったのは自分と共に闘う応援屋4人の姿でした。この対戦を通じてデジタルボーイズが大切なものに気付くことを願ういしけん,ずっと桂馬を信じて生きてきた栗田。それぞれの想いを受け取った桂馬が本当の自分に気付いたとき,全てを懸けた死闘は結末を迎えます。

 

「俺より先に成功してった仲間もいれば,辞めてった奴もたくさんいる。…お前ら,応援ありがとな!お前らの気持ちは受け取った!」
「俺は……この瞬間の為に生きてきたんだ!」

 

 

五関担は守備力が低いとよく言われます。五関くんの攻撃力が高すぎるから仕方ないと慰めてくれる人もいます。率直に言って,今回ばかりは本当に死ぬと思いました。本当に。

 

確かに,ゲネの時点で殺陣があることは分かっていました。でも,こんな,えび座のクライマックスで,一人でなんて。涙が止まりませんでした。嗚咽を漏らさないように口にタオルを当てるのが精一杯で,体の震えを止めることはできませんでした。

 

五関くんの殺陣は風のようだ,と思います。私がそれまでに見てきた,腰を落として刀の重みを感じさせる殺陣とはアプローチが全く違って,でもそれは決して軽々しい訳じゃない。重力を味方につけた華麗で強い剣を持つ人だと思います。そしてそれと同じかそれ以上に,切先を喉元に突き付けられたあの人は魅力的な表情をするのです。追い詰められた筈の刹那,白いスポットライトに浮かぶその顔に秘められた激情は官能的ですらありました。

 

そして何と言っても窮地に陥った桂馬の許に現れる4人。死なせはしないと力の限り桂馬を守ります。A.B.C-Zと応援屋,リアルとフィクションが交錯し,5人がひとつになるのです。そこで放たれる台詞はあまりにも桂馬と五関くんがシンクロしていて,全てが愛しくて,もう泣くことしかできませんでした。言葉にできないくらいに素晴らしい,素晴らしいシーンでした。


話は少し逸れますが,今年の前半、華々しく個人舞台の主演を飾る4人と対照的に、五関くんには目立った個人仕事がありませんでした。もちろん新曲の振り付けもあったし、コンサートも早々に決まっていたのでその振り付けもありました。はしツアでは振り付けだけでなくステージングや照明に挑戦していたことも後に明らかになりました。それはもちろん、彼にしかできない唯一無二の仕事でした。ラジオやテレビでの露出が絶たれた訳でもありません。

 

でも。

 

我儘かもしれないけど、やっぱり板の上でスポットライトを浴びていてほしかった。ステージで輝くあの人が好きだから、半年以上も会えないのは辛かった。だから,こんな大舞台で堂々と真ん中に立っているあの人が見られたことが心から嬉しかった。任されただけじゃなく,それを完璧以上にやり遂げている姿を見られて幸せだった。世界中に自慢して回りたかった。私達の愛する人は光を浴びる為に,みんなを幸せにする為に生まれてきたんだって。

 

とにもかくにも考えうる最高の形で五関くんが報われたこと,製作陣の皆様には感謝してもしきれません。(そしてダラダラとえび座の感想を書いているうちにとんでもないニュースが飛び込んできましたね。五関くん土壇場での個人舞台おめでとう!!!!!)

 

5場 ☆弥彦山の見える街道(長岡)
The Same Birthday/裕美子
Change Your MindⅡ/いしけん,ジョー,修也,くりくり,桂馬,裕美子,シャチョー
サポーターズ/いしけん,ジョー,修也,くりくり,桂馬

応援屋を飛び出した裕美子はひとり,美穂の亡くなった現場を訪れていました。裕美子を探してそこに辿り着いた4人にCATANA戦を終えて駆けつけた桂馬も合流し,花を手向け手を合わせます。ロードバイクで遅れて現れたシャチョーと裕美子に「美穂の代わりにはなれないけど自分を本当の子どもだと思って欲しい」と願い出るいしけん。時を越えて美穂の想いを受け取ったふたりの復縁を,5人になった応援屋が全力で応援します。

 

「どんなに辛い夜も涙が枯れ果てても1人じゃない 忘れないでね」

 

桂馬の殺陣で散々泣いたあとで、裕美子さんの歌にはいつも癒されていました。包み込むような、でも芯の通った素晴らしい歌声。エンディングに向かっていくしみじみとしたお芝居。

 

…とそこに聞こえてくる白馬の足音。なんだなんだなんだ?私が「フェラーリに乗る白馬の王子コウイチ」という人種が好きなのを知っての狼藉か???ありがとうございます!!!!

 

応援屋に入ってよかったと語る栗田と、それを優しい笑顔で見守る桂馬がとても素敵なシーンでした。そしてシャチョーと裕美子の息子になりたいと願ういしけんちゃんのかわいいこと。ふたりの前でなら年相応の顔になれるんだなあと思うとやっぱりいしけんとシャチョーの縁も運命だったのだと確信せずにはいられません。

 

そして最後のCYMⅡ。「貴方はまだ自分の強さを知らない」と歌われていた桂馬が今度はシャチョーと裕美子にそのフレーズを捧げます。応援による幸せの循環を表現する大事な大事なラストシーンですが、とにかく手袋をはめるのが苦手な桂馬さん。汗なのかおててがおおきいからなのか両方なのかわかりませんが、最後までいろんな意味でドキドキさせてくれる人でした。

 

ということでお芝居パートはおしまい!

\からのZ!!!!!!!!!!/

 

 

SHOW TIME

お芝居パートが終わり紗幕が降りるとそこには「to be continue」の文字。舞台下手の袖からシャチョーと裕美子さんが出てきます。さらに登場してくるデジタルコープスの面々、チェリームーンのふたり、そして美穂の同級生と長高OB。その全員が「応援屋に入社させてほしい」というのです。応援屋を全国展開していきたいというシャチョーの意向もあり結果は全員採用。さらには客席の私達まで採用という雑な豪快なリクルート

 

すると落ち着きのないミリオンたん、急に「今一番応援したい5人組がいるんですよォ!!!!!」と大声で主張しはじめます。じゃあその5人の名前を読んでみようとみんなでA.B.C‐Zコール!(ファンが自発的にやってるコールを公式の場で採用してくれたことが嬉しかったよね。届いてるんだね。)すると紗幕のむこうにはカラフルな照明に浮かび上がる最高にカッコいい5人の姿が…!!!


☆Take a"5"Train

 共演者と観客の満場の歓声の中浮かび上がる5人のシルエットのカッコよさには震えるしかありませんでしたね。フリンジや金のボタンがついた軍服風衣装はジャニーズのステージでも鉄板ですが,A.B.C-Zの為に誂えられた動きやすさ重視の衣装はそれでも重厚感たっぷりで本当に強そうでした。そしてT5Tはとにかく。急にどうしたのってくらい河五。電車ごっこの振り付けで後ろの河合くんにやたらと長いフリンジをバシバシ当てたかと思えば腕を組んで頭をコテンと預けてみたり,五関くんのやりたい放題が酷い。そうだよね劇中あんまり絡みなかったもんね・・・。


☆Shower gate

 お次のShower gateではオリジナルの通り五関くんがセンターで4人を操るあの振付がまた見られてとっても嬉しかったです。他ユニ担さんにも褒められたことがある本当に大好きな振付。ここでは大階段に目一杯整列したJr.も登場します。ユニットごとにカラーの違うお揃いの衣装がとても素敵でしたね。曲や振付はお洒落でスタイリッシュながらも圧巻の迫力。当たり前かもしれないけどバックのJr.によって曲の雰囲気が随分変わるものだなあと思わされました。


☆Fantastic Ride

みんな大好きFR!!!!!!

SoooooooooooFantastic!!!!!!!!!!!!!

 

しゃわげからのmixで最高に気持ちよく繋がれたFRにたちまちダンスフロアと化す日生劇場。今にも踊りだしそうになりました。ここでは本編には無かった客席降りがあり,A列前のお立ち台に5人が並びます。ここでははしごちがふたりで向き合ったり背中合わせになったりしてリズムを取り合うのが最高にかわいくてそればかり見てしまいました。世紀の爆モテ爺孫><

 


☆Moonlight walker

 さらにSo Fantasticに繋がれるのはまさかのMw!セリの上でオリジナルの振付を誇らしげに踊る5人が纏っているのはどこからどう見てもBIG STARのオーラでした。大切なシングルCDデビュー曲でありこれぞジャニーズという珠玉の名曲を、生の舞台で命を燃やして歌い踊る姿はやはり王道。エンターテイメントのあるべき形、ジャニーズが目指してきたものはここにあるのだと感じずにはいられません。これからもずっと大切に歌い継がれてほしいと心から思います。


☆サポーターズ~ABC(少年隊)

キラッキラの笑顔でラストスパートを突き進む5人。最後は本編と同じく全力のサポーターズですが、動く大階段を使った演出や出演者紹介などいよいよフィナーレ感が満載です。客演紹介で帽子をサッと脱ぐ河合くんや出演者全員とハイタッチしに行く戸塚田など見所たっぷりでしたがなんといっても五関くんの「心はひとつさ」ですよ。見ました???「心は」ってグーで胸を四回叩いて「ひとつさ」で1を作ってまた胸を四回叩くの!あーもう無理です好きです降参です。白旗。

 

さらに途中で挟み込まれるのは少年隊のABC。Mwでジャニーズの歴史に想いを馳せていたところに原曲通りの振付でまさかの選曲。夢と夢を繋ぎ過去と未来を繋ぐ5人の真骨頂でした。郷太さんのニクい演出。それにしてもマイクスタンドって夢があるよね…少年隊の振りをキレッキレで踊る5人が本当にキラキラしていて素敵でした。

 

再び\からのZ!!!!!/を全力でキメるといよいよ幕降り。愛しさ溢れる幸せなエンディングでした。舞台のおまけでジャニーズに戻ってシングルメドレーなどを歌うショータイムはあまり好きな方ではないのですが、今回のショータイムはまったく違いました。「応援する」「応援される」「勇気を与える」「幸せの循環」といった本編でのテーマが全力のステージと観客の関係性で体現されるメタ構造こそがこの舞台を完成させていたのです。パフォーマンスのクオリティが高いのはもちろんのこと、清々しく前向きで心に染みる出色のショータイムでした。

 

さて、13000字を超えたのでそろそろまとめに入ろうと思うのですが…何から書いたらいいんだろう。

 

「不思議な力」

「アナログの強さ」

「Deliciousな愛」

「流れた血を感じたら」

 

ABC座2016は生命賛歌でした。これまでと違うスタイリッシュでサイバーな舞台から浮かび上がったのは、これまでも描き続けてきた愛や絆の強さだったのです。人が人を想う気持ち、実直さやひたむきさ、血の通った体で生きていくこと…幸せの循環に何が必要なのかをこの舞台は教えてくれました。そしてそれが今まさに私たちとA.B.C-Zの間で起きていることも。

 

最近発売されたSLTコンサートのドキュメンタリーでも、メンバーが口々に「お客さんに助けられた」「ほんとは俺たちが引っ張ってかなきゃいけないのに」「感謝の気持ちってどうやったら伝わるんだろう」と言っているのがとても印象的でした。おたくは好きで応援しているだけだしハッキリ言って彼らに何も返せてはいないのに、5人はいつもこんな言葉をくれるのです。私たちの身勝手な愛を受け止め、それを支えに上を目指してくれるのです。愛と優しさの無限ループ。いつかこの輪が日本中を、世界中を巻き込んで大きな幸せの循環を生むことを願ってやみません。

 

 

幸せを循環させる原動力になったいしけんが好きでした。

 

いつもまっすぐ人を想うジョーが好きでした。

 

ぶっきらぼうな言葉の奥に優しい眼差しを持っている修也が好きでした。

 

憧れを追い続け、諦めずに前を向いて歩き出した栗田が好きでした。

 

本当の自分に向き合い、強くしなやかに進んで行く桂馬さんが好きでした。

 

ひとつになって新たな道を突き進む5人が、大好きでした。

 

 

そして最後にひとつだけ。

 

去年私達の前に現れたプラネッツは、時を越え星を超えても共に歩むことを運命付けられた5人でした。しかし今年の5人はそれぞれの人生の中でひとつになることを選び取った。それが大きな違いだと思っていました。

 

そんな中ある日の連載で塚ちゃんがくれた「何度目かの出会い」という補助線。これには膝を打つ思いでした。そう、彼らはきっとこうして様々な形をとりながら5人でいることを選び続けているのです。それはまさしくABC座で毎年「5人でいる意味」を問い続けるA.B.C-Zの姿そのもの。最初から決められた5人でなかったからこそ、最初から全てを受け入れられた訳じゃなかったからこそ、選び取った今はひときわ尊く愛おしいのだと思います。

 

ずっとずっと、この奇跡が続いていきますように。

5人が5人を選び続けてくれますように。

 

 



 

 

 

今すべてが愛しいんだよ〜ABC座2016の五関晃一さんが大好きだった話

いつも堂々とそこに立っている五関くんが好きだった。

 

濡れた髪が揺らめいて色気を振りまく五関くんが好きだった。

 

橋本の解説を少しだけ心配そうに見守る五関くんが好きだった。

 

時たま台詞が飛んでてへぺろする五関くんが好きだった。

 

CATANAに負けて髪を掻き毟る桂馬さんが好きだった。

 

チェリームーンの椅子に浅く腰掛けてダンディな背中を見せる桂馬さんが好きだった。

 

栗田の外出を心から喜ぶ桂馬さんが好きだった。

 

御曹司は良いよなあって腕を組む桂馬さんが好きだった。

 

栗田の言いたいことを理解した上ではぐらかす桂馬さんが好きだった。

 

小学生名人戦のことを楽しそうに思い出す桂馬さんが好きだった。

 

プロとアマの違いを厳しい声で主張する桂馬さんが好きだった。

 

CATANAの強さを皮肉たっぷりに吐き出す桂馬さんが好きだった。

 

どうして負けたのか、なんか手はないのかって、眉間に皺を寄せて思い悩む桂馬さんが好きだった。

 

アナログなガチャガチャした振付を無表情で踊る桂馬さんが好きだった。

 

1人じゃどうにもならなくて、自暴自棄になりかける桂馬さんが好きだった。

 

切ない表情でスタンドマイクに手を掛ける五関くんが好きだった。

 

手を握り、目を瞑り、想いの限りを表現する五関くんが好きだった。

 

残された対局を前にピリピリしている桂馬さんが好きだった。

 

栗田の未来を最後まで心配している桂馬さんが好きだった。

 

栗田の懇願を受け止めながらも鋭い視線を貫く桂馬さんが好きだった。

 

いしけんが将棋の話をした瞬間花が咲いたように笑顔になる桂馬さんが好きだった。

 

でもいしけんの棘に触れてすぐ不機嫌に戻る桂馬さんが好きだった。

 

それなのに将棋界の核心を突いたいしけんを受け止めようとする桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの言葉に段々と表情が変わっていく桂馬さんが好きだった。

 

希望と言われてハッとする桂馬さんが好きだった。

 

全身全霊の応援に釣られて笑顔になっていく桂馬さんが好きだった。

 

真ん中で楽しそうに4人の顔を見ながらタンバリンを叩く桂馬さんが好きだった。

 

幸せそうに拍手を目一杯浴びたあと突然タンバリンを投げ捨てる桂馬さんが好きだった。

 

応援屋に入社した栗田を訝しげに見つめる桂馬さんが好きだった。

 

 

キラキラした顔でキラキラした曲をキラキラ踊る五関くんが好きだった。

 

今までの恋は忘れなよって言ってくれる五関くんが好きだった。

 

トロピカルな天気雨に打たれてぴょんぴょんはしゃいでる五関くんが好きだった。

 

僕を信じてって軽率に言う五関くんが好きだった。

 

二人の為に星を降らせる五関くんが好きだった。

 

そろりそろりと裸足で出てくる桂馬さんが好きだった。

 

セリが降りきる前に軽々と降りてく桂馬さんが好きだった。

 

濁った目で酒瓶を投げ付ける桂馬さんが好きだった。

 

暗闇でもがき苦しみ虚空に手を伸ばす桂馬さんが好きだった。

 

生と死のジレンマに苦悩する桂馬さんが好きだった。

 

導かれるように再戦を決める桂馬さんが好きだった。

 

 全部を懸けてぶつかってくれた栗田にありがとなって笑う桂馬さんが好きだった。

 

酔っ払ってふにゃふにゃ笑う桂馬さんが好きだった。

 

年下に向かってあんなに可愛く敬礼できる桂馬さんが好きだった。

 

突然意味分かんない話始めて加藤ちゃんに天然なんですって言われる桂馬さんが好きだった。

 

困惑するいしけんに毒付いてふらっと席を離れちゃう桂馬さんが好きだった。

 

千鳥足でハケていく桂馬さんが好きだった。

 

 本当の強さをいしけんに説く桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの期待を受け止めきれずに背中を向けてしまう桂馬さんが好きだった。

 

それでも一呼吸置いてから栗田に全力を誓う桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの意味不明な口上に分かったって大声で応える桂馬さんが好きだった。

 

静かに闘志を燃やしていく桂馬さんが好きだった。

 

ライダースを音も無く捨て去る桂馬さんが好きだった。

 

振り返ったときもう迷いはない桂馬さんが好きだった。

 

 心細くて不安な気持ちともう負けないって決意が入り混じった表情の桂馬さんが好きだった。

 

最初に相手の駒を取る瞬間フッと笑った桂馬さんが好きだった。

 

劣勢に立たされて遂に鞘を捨てる桂馬さんが好きだった。

 

将棋盤に舞い降りて柔らかに着地する桂馬さんが好きだった。

 

自分の好きなものをやっと思い出した桂馬さんが好きだった。

 

風のように斬りかかる桂馬さんが好きだった。

 

もう何も聞こえていない桂馬さんが好きだった。

 

不気味な赤い鋒に照らされて青白く浮かび上がる桂馬さんが好きだった。

 

4人の気持ちを受け取って強くなる桂馬さんが好きだった。

 

成功した仲間のこと、去っていった仲間のこと、そして自分の歩んできた道を愛おしむ桂馬さんが好きだった。

 

苦痛に顔を歪めてもまたひとりきりで立ち上がる桂馬さんが好きだった。

 

もう誰も止められない桂馬さんが好きだった。

 

最後の一太刀で波動を巻き起こす桂馬さんが好きだった。

 

死闘を制した壮絶な感情をガッツポーズで表現する桂馬さんが好きだった。

 

自分の将棋でリベンジを果たしたことに悦びの絶頂を感じる桂馬さんが好きだった。

 

きっちりスーツ着て白馬で乗り付ける桂馬さんが好きだった。

 

自分を信じてくれた栗田に真っ先に勝利を報告する桂馬さんが好きだった。

 

仲間ができたと喜ぶ栗田に目を細める桂馬さんが好きだった。

 

いしけんの過去に心と瞳が揺れる桂馬さんが好きだった。

 

入社したばっかりなのに応援する気満々の桂馬さんが好きだった。

 

手袋をはめるのにいつも手間取る桂馬さんが好きだった。

 

自分が言われたのと同じことをまた違う誰かに笑顔で伝える桂馬さんが好きだった。

 

裕美子さんの腰に優しく手を添える桂馬さんが好きだった。

 

花火に気付いて目を見開く桂馬さんが好きだった。

 

それが自分に捧げられたものでもあると知ってより一層顔が晴れ晴れとする桂馬さんが好きだった。

 

いしけんに名刺をもらってテンションの上がる桂馬さんが好きだった。

 

もう何も思い残すことはないって顔で全身全霊の応援を届ける桂馬さんが好きだった。

 

ハッピーエンドに両手を上げて喜ぶ桂馬さんが好きだった。

 

ジョーに褒められてノリノリの桂馬さんが好きだった。

 

 

満場一致の歓声を受け止めて彫刻のようなポーズでそこに立ってる五関くんが好きだった。

 

今にも未来に連れてってくれそうな五関くんが好きだった。

 

河合くんに長いフリンジをバシバシあてる五関くんが好きだった。

 

その後腕を組んだら急にお嫁さんになる五関くんが好きだった。

 

桂馬さんみたいにセンターに舞い戻って4人を操る五関くんが好きだった。

 

大階段のJr.を従えてなお圧倒的な存在感で踊る五関くんが好きだった。

 

お立ち台で末っ子と肩をぶつけて背中を合わせて最高に楽しそうな五関くんが好きだった。

 

君だけに見せようって会場中を指し示す五関くんが好きだった。

 

1番お気に入りの振付を誇らしげに踊る五関くんが好きだった。

 

 ABCコールでテンションをMAXに持ってく五関くんが好きだった。

 

「心は」って拳を握って胸を叩く五関くんが好きだった。

 

「ひとつさ」って1を作って胸を叩く五関くんが好きだった。

 

少年隊の歌と振付が似合いすぎる五関くんが好きだった。

 

ここまでくるともうナイフみたいに切れまくる五関くんが好きだった。

 

客席を愛おしそうに見据えて僕も君に救われたんだよって言ってくれる五関くんが好きだった。

 

マイクを持ちながらセンターを見つめてパチパチ拍手する五関くんが好きだった。

 

一緒に舞台を作ってきた仲間を振り返って気持ちを伝える五関くんが好きだった。

 

やりきった顔で客席にありがとうを伝える五関くんが好きだった。

 

幕が降りる最後の瞬間まで応援し続ける五関くんが好きだった。

 

揺れる髪も煌めく瞳も長い腕も大きな手も躍る胸も駆ける足もその笑顔も、全部全部大好きだった。貴方が貴方でいてくれることが何より幸せだった。

 

誇らしくて愛おしくて嬉しくて。こんなに人を好きになるってことがほんとにあるんだね。

 

 

これからもそばにいさせてね。

微力でも支えていさせてね。

みんなの希望でいてくれてありがとうね。

 

【アリーナツアー開幕記念】N album全曲一言感想【うまくやれるだろふたりなら】

ジャニーズの記念イヤーはいつから数え年になったのでしょうか。

 

「97年デビューだから20周年は2017年よねー,去年は光一ソロもあって遊びすぎたし2016年は遠征しないで20周年に向けて貯金しよー!」

 

と思っていた私達を嘲笑うように去年のカウコンの目玉となった「20周年イヤー突入KinKiメドレー」。そこからはあっという間でした。SHOCKの地方公演がないことがポロリ発表されたり,あの吉井和哉さんに提供していただいた曲が20周年イヤーの幕開けを告げたり,金も力もかかった公式サイトが立ち上がったり,でわっちの生存が確認されたり・・・そして極めつけは17年ぶりのアリーナツアー。

 

「ほ,本気か・・・」

 

と15周年の頃からは想像もできない本気のアニバーサリーイヤーっぷりに震えるおたく。しかしまだまだこんなものではありませんでした。

 

15枚目のオリジナルアルバム「N album」発売決定!!

 

しかも共同プロデューサーにあの堂島孝平さんを迎えるというから驚きました。確かにここのところどんちゃんのきんき関連のツイートがポロポロ出てきていたり,アリーナツアーとどんちゃんのツアーが異常にニアミスしていたり,(おや・・・?)と思う要素はありましたが,まさか堂々の共同プロデュースとは!(堂島と堂本だけに)

 

ラジオで次々解禁される曲に絶賛の声が寄せられる中迎えた発売日。アルバムを通して浮かんできたのは37歳になったふたりの自然体の表現とこれまでの全てへの感謝,そして未来への予感でした。それは堂島Pが丁寧に緻密に仕込んでくれたKinKi Kidsへの贈り物。そしてそれはおそらく,今のふたりにとって最も必要なものだったのです。

 

そんな愛に溢れた「N album」,15曲の印象を少しずつでも残してみたいと思います。

 

1.naked mind
作詞:堂島孝平
作曲:Susumu Kawaguchi,Fredrik Samsson
編曲:堂島孝平

アルバムの幕開けを飾るのはファンキーな大人ポップ。「始めるいざ新未来」「うまくやれるだろふたりなら」などなど,1曲目から堂島Pのきんきへの想いが炸裂しています。それでも全然重くなってないところにPの信念がひしひしと。ここまで重ねてきた輝かしい軌跡だって軽やかに乗り越えていくのだというメッセージが伝わってきます。

 

2.鍵のない箱
作詞:松井五郎
作曲:加藤裕介
編曲:鈴木雅也

私ねえ意外と好きなんですよこれ。やっぱり松井五郎さんの詞は最高。ポップなようで胸に迫るメロディラインと相まってまさにきんきらしい1曲だと思います。歌唱力も必要だし。

 

3.モノクローム ドリーム
作詞:堂島孝平
作曲:堂島孝平
編曲:CHOKKAKU

タイトルと作家陣だけで名曲確定だと思ってたらほんとに名曲だからすごい。何気なく聴いてると「せめて夢の中で会わせてくれやしないか」ってなんだか片思いの歌かなって感じだけど騙されちゃいけない,よく歌詞読んだらやっぱり失恋してる。しかもまた彼女悲しませたの?きんきの曲の主人公ってどうしていつもこうアレなんでしょうね。「延々 延々」のフレーズがめちゃくちゃ可愛くて好き。

 

4.星見ル振リ
作詞:久保田洋司
作曲:萩原和樹
編曲:堂島孝平

こちらの失恋ソングはおなじみの湿度高めなミディアムバラード。詞も曲もとてつもなくロマンチックで切なくて綺麗で本当に大好きです。良い感じになりながら結局確証が得られないまま離れてしまったふたりと捉えることもできるし,長年付き合ったのに別れを選ぶことになってしまったふたりと捉えることもできるし,いろんな解釈ができるけれど,ゆっくりと笑顔に変わる瞳が見つめていたのはきっと今日と変わらない星空だったんだろうなと思います。涙が零れないよう星見ル振リをする主人公のどうしようもない切なさが胸を締め付ける珠玉の一曲。

 

なお星モチーフを掲げたグループに属する自担の好物がミルクティーでひとり爆死したのはまた別の話。

 

5.薔薇と太陽
作詞:吉井和哉
作曲:吉井和哉
編曲:船山基紀

20周年イヤー第一弾として華々しくリリースされたこの曲。強い。やっぱりとにかく強い。吉井和哉さんの強烈な個性もさることながら,昭和歌謡の匂いが残る船山アレンジがとにかく痺れる大名曲です。新しいけど懐かしい,大人KinKiの真骨頂ここにありといったところでしょうか。キラメキニシステムのパフォーマンスをテレビで披露できるようになったのもふたりの未来を感じさせる革命的な出来事でしたね。

 

6.鉄塔の下で
作詞:秋元康
作曲:川浦正大
編曲:石塚知生

変石,夢傷と言われても違和感のないこの曲。秋元氏はいつだったかふたりのことを「物語を歌える今では数少ない歌手」と評していた気がしたのですが,最近は等身大の応援ソングが多いですよね。いやすごく良い曲なんですけど。歌唱力がたっぷり堪能できるしこの季節とっても耳なじみがよくて良い曲なんですけど。

 

7.ホタル
作詞:吉井和哉
作曲:吉井和哉
編曲:吉井和哉

「薔薇と太陽が光一サイドとすればホタルは剛サイド」という吉井さんの言葉通り,つよしの持つ魅力的な湿度(吉井さんは確か独特のエロティシズムと表現していましたね)が存分に引き出された1曲。光一さんのボーカリストとしての新たな一面も覗けるようなこちらも素晴らしい楽曲です。雑誌のインタビューによれば,もともと故郷に対する想いをテーマにしていた歌詞がふたりに提供するにあたり変化していって今の形になったのだそう。夏の終わりの情景が叙情的な映画のように頭の中を駆け巡る不思議な曲になっていますよね(歌詞の視点の移り変わりがすごい)。故郷への憧憬や懐古を超えて人生とその終わり,そして繋がれていく生命そのものを想わざるを得ない壮大な展開。一流アーティストとふたりの化学反応にただただ感動するしか術がありません。

 

8.陽炎~Kagiroi
作詞:堂本剛
作曲:堂本剛堂島孝平
編曲:十川ともじ

タイトルとクレジットからつよしのソロ曲ではという予想もあったこの曲。蓋を開けてみれば独特のつよしサウンドに乗っているのはふたりの声。理屈を超えてただただ涙を流したのは私だけではないでしょう。ふたりのアルバムでこの表現ができるようになったことの意味。ふたりが今まさに突破しようとしているもの。彼らを支えたいと思うなら,私達はもっと敏感にならなければいけないのかもしれません。そしてそんな事情を差し引いても素晴らしく魅力的なこの曲。揺蕩うような浮遊感のあるサウンドに載せられる世界観の強い歌詞をくるくると入れ替わるふたりの声が奏でていきます。執拗に韻を踏む「ai」の発音がAIに繋がっているという仕掛けには驚嘆の一言。堂島Pを巻き込んだからこそこの形が実現したのだとしたら感謝してもし尽くせません。

 

9.Plugin Love
作詞:MiNE
作曲:Fredrik Hult,Beoar Hassan,Hamed“K-One”Pirouzpanah
編曲:K-One

「愛」で繋がる前曲陽炎とうってかわって現代的でハードな1曲。こちらは光一ソロという予想もありましたがもちろんふたり(しかしやはり選曲したのは光一さんとのこと)。この2曲を続けて入れ込むあたりがさすが堂島P強火担だなって感じです。ふたりの大人セクシーな表現を堪能できる大好きな曲なので,コンサートでどう化けるかも楽しみで仕方ありません。

 

10.夜を止めてくれ
作詞:堂島孝平
作曲:堂島孝平
編曲:CHOKKAKU

あーいかにも堂島P!と誰もが唸るシティポップ。キラキラしてるのに状況が切迫して切ない感じ,きんきオタ支持率120%の大名曲キラメキニシスに通じるものがありますね。でもサウンドが意図的に軽く作られているので,さらっと聞き流してしまうと不倫ソングとは分からないくらい。サビ前の英語のフレーズがめちゃめちゃかわいいのも印象的。それにしてもきんき曲の主人公はいつも巡り会うのが少し遅いのでもうちょっと頑張ってほしいです。

 

11.Summer~僕らのシルエット~
作詞:小出祐介
作曲:原一博
編曲:原一博

薔薇と太陽のカップリング「Unlock Baby」に続いてBase Ball Bear小出祐介さんに作詞していただいた1曲。Unlock Babyが少し歪んだ大人のラブソングだったのに対しこちらは甘酸っぱい夏の恋物語オレンジデイズオレンジデイズかな?(死語)だって3秒前まで不倫ソング歌ってたよこの人たち?まあ冗談はさておきCアルバムに入っててもおかしくないくらいの瑞々しい世界観がとっても素敵です。こんな純粋に胸キュンな曲ほんと「駅までは同じ帰り道」以来とかじゃないかな?堂島P提供の「いつも僕は恋するんだろう」っぽさもありますよね。

 

12.KING PROTEA
作詞:米倉利紀
作曲:米倉利紀
編曲:柿崎洋一郎

キングプロテアの花言葉は「王者の風格」。米倉利紀さんがふたりへの愛を込めて贈ってくれたその花はとても力強く個性的な大輪を咲かせます。「草臥れた噂なんかより君を信じてた」「寄り道もいいねそれぞれに見える景色」「そっと何も言わずに寄り添う僕達」と,ファンであればふたりの関係性につい重ねてしまうフレーズが盛り沢山で,優しい曲調もあいまって涙がこぼれてしまったのは私だけではないはず。

 

13.雨音のボレロ
作詞:松田晋二
作曲:YOO
編曲:YOO,Tak Miyazawa

THE BACK HORN松田晋二さんに作詞していただいたきんきらしい綺麗なバラード。ふたりののびやかな歌声が胸に迫ります。「君という名前の幸せを尊く思う」というおたくが推しに積極的に使っていきたいフレーズ№1の歌詞がととても印象的です(失恋ソングではありますが)。綺麗なメロディもさることながら,自分が言えない代わりにさよならを切り出してくれた彼女におどけてみせるという相変わらずのアレっぷりがなんともきんきって感じですね・・・

 

14.夢を見れば傷つくこともある
作詞:秋元康
作曲:伊秩弘将
編曲:家原正樹

去年のコンサートで1年ぶりに会えたふたりにいきなりこれを歌われて京セラドームが困惑の渦と化した日の衝撃は今でもよく覚えています。今回のアリーナツアーに夢を見て傷ついているおたくがたくさんいるので,是非ともドームツアーの発表がありますように。

 

15.なんねんたっても
作詞:堂島孝平
作曲:堂島孝平
編曲:Jan Anderson,Peter Heden

堂島Pが最後に贈るのは「色褪せない思い出」がテーマになった1曲。初回盤特典のMVがとにかく泣けて仕方ありませんでした。ふたりはいつも過去に縛られない生き方をしているし,いつだって今が一番カッコいい。だけど確かに歩んできた道のりがあって,それは私達の人生のそばにいつもありました。私達おたくは,彼らが届けてくれるものを受け取るだけの存在でしかありません。それなのに20周年イヤーに突入するこのタイミングで,「いろいろあったね」「一緒に歩いてきたよね」「忘れたくないね」っていってもらっているみたいで,それがすごく温かくて愛おしくて,こんな日々がこれからずっと続きますようにと願わずにはいられません。


さてさてN albumの一言感想を綴ってきましたが,とにかく一言でまとめるなら堂島Pありがとう。それしかありません。きっとふたりだけでは辿り着けなかった素晴らしい景色をみせてもらった気分です。20周年だからと過去を懐かしんだり感謝だけに終始するのではなく,辿って来た道のりが確かに今に繋がっていること,そしてその先にこそ未来があるのだということを確信させてくれた,強いメッセージの伝わるアルバムでした。

 

今日から始まるアリーナツアーはふたりが初めてコンサートをした思い出の武道館から始まります。初めてを刻んだその場所で,ふたりはきっと力強く未来を描いてくれることでしょう。まだまだふたりでやりたいことがたくさんあると私達に示してくれるかもしれません。どうかふたりに素敵な時間が流れますように。どうかふたりの輝くそこが愛の溢れる空間でありますように。