星の彼方 雲の隙間

声が届かなくても想ってるよ

別れ際はきっと切ない〜Spiralコン横浜公演

堂本光一ソロコンサートSpiral
7/31,8/1,8/2@横浜アリーナ

信じられない暑さの中行われた3年ぶりソロツアーの横浜公演。アルバムを聴いたときに感じた「まだまだ新しいことに挑戦したい」という気持ちがこれでもかと可視化された圧巻のステージでした。ライブ空間の可能性を何百倍にも広げるこだわり抜かれた照明や、歌とダンスのパフォーマンスもさらにパワーアップし、「堂本光一の表現」をこれでもかと浴びせられる夢のような3日間。とりあえず勢いで感想を書き殴ってみようと思います。


1.Fame 
客電が落ちると音と光が有機的に動き回り一気に会場の雰囲気が変わる。そしてすべての光を集めた先にはフードを被った光一さんのお姿が…!!!早速キレのあるダンスを披露したかと思うと拳を突き上げてFameのBメロ。ここを強そうに歌ってもらうという私の夢を早速叶えてくれる光一さん神か。そしてすんなりサビに入るかと思えば寸止めされてできる一瞬の空白がもうね、エロい。初っ端からエロい。喉が枯れるまで叫ばされる予感に震えるしかない。MVの雰囲気にライブ感を加えて一気にspiralの世界に引きずり込まれる流石の演出でした。大サビ前のクラップみんなでできたら素敵。

2.Danger Zone 
とここでいきなりアルバム以外の曲キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 前回のグラコンでメイン曲だったでんじゃーぞーんをこの位置で。何が良かったって赤まりさんとSACHIKAさんがまたコンサートに付いてくれたこと。+゚(⊃ω⊂)+。ふぉーゆーは残念ながら付けなかったけどやっぱりこのお二人がいないとね!プロのダンス本当に堪能させてもらいました。相変わらずM字開脚でヒューヒュー言ってあげる優しいおたくとそれに応えて毎回完璧なカメラワークを見せてくるチーム光一の攻防が最高でしたw

3.MUSE 
これももう二次元ぽさたっぷり。紫っぽい照明が印象的だったな。INTERACTIONALを手掛けていただいたYOSHIEさんの振付。手首で首筋をなぞる振りに雄の色気が溢れてましたね。二次元セクションでまとめてるから仕方ないんだけど最初の方すぎてあんまり記憶がないのが残念。何度でも見たい。

4.Slave Maker 
二次元セクションに見惚れる我々を「おーけーはんずあっぷかもん!!」と煽ってくださるすれいぶめーかー様。ダンサーさん達を従えセンステまで来てくださいます。センステは2段階にせり上がる豪華仕様。もちろん照明も完備です。とにかく手を叩き拳を振り上げひとつになれる曲。四曲目にしてボルテージは最高潮に。

5.INTERACTIONAL 
光一さんがハケるとINTERACTIONALのイントロが。バンドの前に紗幕?がありそこに映像が映し出されます。生バンドはやっぱり素晴らしくて体を揺らさずにはいられません。男女で組になったダンサーさんが3組ほど出てきて踊るのですがここの麻里さんが凄かった。語彙がなくて伝えられないんだけどもはやアクロバット。カッコ良かったー。

そして出てくる光一さんは…

ハットにスワロが散りばめられたスーツ!!!!

\よっ!!待ってました!!!!!/

スポットを浴び1人で踊りだす光一さん。3回ほどあるブレイクが超絶キャーポイント。焦らす。エロい。叫ばずにはいられないカッコよさ。眩しさ。そして最後のブレイクをバシッと決めるとアクセントダンス風に女ダンさんが2人歩いてくる。ここからはMVの完全再現という感じでただただ良質なショー。

6.Knocked me down 
椅子を使った演出や青ドレスでキメた麻里さんSACHIKAさんのダンスがとてつもなくムーディーな一曲。曲を可視化するという光一さんのコンセプトを深く理解した麻里さんならではの振付だったのかなと。コンサートでもっと好きになれた曲のひとつ。

7.Come closer 
客席の歓声も一際大きかったように思える人気曲。振付おそらく前回のまんまだよね?キレが増したように見えるのがすごいところ。でも衣装が違うと受ける印象も随分違うなー。今回は衣装がビシッとした感じだからのっくみーだうんから違和感なく続いてた。あーこれも何度でも見たい。ハット×堂本光一の相性たるや…!

8.Night Wanderer 
ハットとジャケットを脱ぎ捨て暗め寒色系の照明の中歌い始めるこの曲。何と言っても特筆すべきはレーザーを操る演出。すごい。見たことない。もはや暗すぎて光一さん見えませんけどみたいな。緑の細めの簡素なレーザーですが、光一さんと女ダンさんがイリュージョンのように操る光の群舞はすごく斬新で、胸を締め付けられるような、どこか異世界に誘われてしまったような、不思議な感情をくれる演出でした。

9.Over You 
静かに噛みしめるように歌い上げる光一さんの声は優しく切なくて、どれだけ彼女を愛していたのかが痛いほど伝わってきます。しかしやっぱり光一さんぽいなーと思うのはメンステに戻り階段を上がりせり上がった最上段で歌い始めるとモニターに雲海が広がって「ここは…天界…?」ってなるところ。そうか、そもそも光一さんは天界にお住まいですもんね。いやそれにしてもお歌が上手。

10.IN&OUT 
説明はいらん!!!
首を振れ!!!!!!!!

【MC】
きみまろが板についてきた光一さんと全力で転がされるおたくの団体芸。長年付いてきたファンに良い意味で甘える光一さんとか、めちゃくちゃ疲れてる光一さんとか、もうほんと可愛すぎるので勘弁してください><

個人的にツボだったのは体調を心配してくれたり唐突におたくを彼女にしたり横アリを自分の家に見立てて招待してくれる突然のデレwwあまりの急展開に戸惑うおたくまで含めて最高の空気感でした。

11.DEAD END 
ゆるゆるMCのあとに再び現れた光一さんの姿に目を疑うおたく。

く、鎖に…繋がれて…る…???
あとなんか…お衣装が…なにあれ…???

公式が最大手と言えば良いのかなんなのかわからないけどとにかく耽美で変態的なエロスが溢れ出るステージ上。ニーズを把握しすぎ。

12.SHOW ME UR MONSTER 
変態お衣装のまま今度は銀色っぽいステッキを持ちMVの世界観をパワーアップさせて表現されるこの曲。1番がMVで2番がダンスクリップの振付だったのかな?真骨頂のガシガシダンスをアリーナサイズの迫力で余すことなく堪能できます。

13.Bongo Drum 
コンサート前後で印象が変わった曲ダントツの第1位。ネタ曲かと思ってたのになんだこの仕上がりは???最高か?最高なのか???なんかやたらと振付が好きで、珍しく猥雑なイメージの照明(まあそれも含めて計算し尽くされてるんだけど)もすごく効いてて、音楽に合わせて踊ることの根源的な楽しさが表現されてたように思う。早く映像化してほしい。

14.Just A Woman 
今度は打って変わってバンドチームをフィーチャーした演出。バンドのみなさんが前列まで出てきます。光一さんが下にいてせり上がったステージで踊る白スーツの麻里さんSACHIKAさんがめちゃめちゃカッコ良かった。

15.STELLAR NIGHT〜星のバルコニー
今度はVネックに白ジャケットのカジュアル王子スタイルで登場する光一さん。舞台仕込みの伸びのある声でミュージカル調のバラードを熱唱します。メンステの光一さんと幻想的な照明に見惚れてしまいますが、ふと気がつくと、そう、センター席の頭上に、あれです。

夢浮橋。

前回のグラコンで観客の度肝を抜いた空中回廊。「花道があると近くにくるのが事前に分かってしまうから好きではない」との想いから光一さんが発案し実現したものです。「客席なんて見えないし見ていない」と言って憚らない光一さんですが、どの席のお客さんにも近づきたい、予想できないステージを見せたいという気持ちが痛いほどに伝わってきます。

2番を歌いながらゆっくりと夢浮橋をスタンドの最奥まで歩き、最後のフレーズ「愛し合ってる2人だけの星のバルコニーで」を歌いきった瞬間…

光一さんの
頭上から
広がる
満天の星空………!!!!!!

信じられない程のロマンチックな演出。小さな歓声と大きな溜息が会場を包みます。やっぱりあの人王子様だったんだ…。

16.Love Professor 
「さあ後半戦まだまだ盛り上がっていきましょう!」の掛け声からタイトル発表時に話題となったこの曲。夢浮橋の左右の花道先端にも来てくれます。上下左右満遍なく視線をやって(見てないけどね!)、両手で指をさしてくれるのが印象的でした。そんな仕草どこで覚えたの???あと横アリ初日だったかな?夢浮橋が降りるの待ちきれなくてぴょんって飛び降りたのカッコよかったなー。

17.メドレー
Bad Desire〜妖〜暁 〜Deep in your heart 
圧巻のラストスパート。和要素を取り入れた赤ヒラ衣装で登場です。メンステ左右のケツ見席にも可能な限り近付いてくれるのって今まであんまりなかったんじゃないかな?驚いたし嬉しかった。そしてやっぱり和モノは光一さんの良さが出ますね。儚さと力強さを同時に表現できるダンスが本当に好き。メドレーというよりMIXなんですけど照明で曲ごとの世界観を明確に分けつつも統一感あるステージングでThat's光一ワールドという感じでした。あとDeepは無条件にアガるね!!!

18.INTERACTIONAL 
Deepからの流れでとどめのINTERACTIONAL。赤ヒラを脱ぎ捨て黒タンクで本編ラストです。たったひとりでゆるーく振付も踊りつつ全力の歌を聴かせてくれます。あれだけ踊ったのにそれを感じさせない美しいファルセットはもはや号泣案件。ダンスがフィーチャーされがちですがボーカリストとしての表現力も本当に高いレベルだなあと思い知らされます。最後の挨拶をしてメンステに戻り「別れ際はきっと切ない」と歌ってからハケていく光一さんはなんて罪な男なんでしょう…

【アンコール】
E1.SHOCK! 
当然鳴り止まないこーちゃんコールにちまちまと小走りで戻ってきてくれる光一さん。少し喋ってくれたあと、世界的ダンサーであるケントモリさんに振付をいただいたSHOCK!をついに披露です。これはもうほんとに凄まじかった。堂本光一の生き様だった。たったひとりで、信じられない量の光を浴びて、とてつもなく大きな想いを背負って、その痛みさえ輝きに変える孤高の帝王。これからのコンサートでも歌いたいと言っていたのが本当に嬉しいし楽しみで仕方ない。他の誰でもない堂本光一の表現の全てが詰まってました。

E2.LOVE CRIES 
やっぱり自作曲はいいね。気分が乗るまでは無理にやってほしいとは思わないけど、それでも光一さんの曲が他の何処にもない美しさを持ってることだけは事実だから。今回また大好きになった曲のひとつ。

もう限界のはずなのに「もう少し歌いましょう!」とトロッコに乗り込みサービス全開(ファンサって意味じゃなく)で盛り上がってくれる光一さん。もうここまでくると頭真っ白です。カッコよすぎだし優しすぎだし愛おしすぎ!

ラストはこの曲。燃え尽きます。気紛れで会場にマイクを向けるのでおたくの瞬発力が試されますw

WEC.IN&OUT
横アリ最終日、鳴り止まないコールに再び出てきてくれた光一さん。挨拶だけで嬉しかったのに、会場の余りある熱気に気押されたのかw、「ほんとに用意してないんだよ…」と言いつつWアンコで歌ってくれました。とにかく首を振れ!!と煽りまくりサビは歌わずに首を振っておられました。1番が終わるとダンサーさんを引き連れ(サザエさんみたいだったのは内緒w)センステに。赤まりさん始めダンサーさんたちも流石の対応力でした。燃え尽きて疲れてるのにありがとうございました。+゚(⊃ω⊂)+。

…さて、勢いで各曲少しずつしか書かないつもりだったのにすでに5000字を超えてしまいましたw今回はなんだか全体的に愛が溢れてて、こーちゃん人間らしくなったなーという印象でした。それでもやっぱり自分を神格化する演出が天才的に上手いし、この人に転がされていたいだけの人生だったなと思います。横アリ4公演心の底から楽しかったです!ありがとう!大好き!